エポスゴールドカードが「選べるポイントアップショップ」の還元率を改悪したことで、ETCカードの還元率が1.5%(年100万円決済ボーナスを加算すると2.5%)から1.0%(年100万円決済ボーナスを加算すると2.0%)になり、魅力が大きく減りました。
【参考】
●エポスゴールドカード、「選べるポイントアップショップ」を改悪(4/1~)
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2025/02/41.html
その代わりをどうしたらよいかというのが今回のお話です。
私がお勧めする代替カードは、次の3つです。
※私は、私のE450ワゴンでは「リクルートカードプラス」(還元率2.0%。新規申込停止中)、妻のA3では「PayPayカードゴールド」(還元率2.0%)のETCカードを利用しています。ETCカードを利用している人は「ETCマイレージサービス」(通行利用料×10%のポイントが付与され、5000p=5000円分の通行料金還元額と交換できる)に登録すべきですが、付与されるETCマイレージは車載器ではなくETCカードに紐づいているため、自分のETCカードをレンタカーの車載器に差し込んで利用してもETCマイレージが付与されます。何を言いたいのかと言うと、①同時に2台の車でETCカードを利用せず、②ETCカードを1台目の車載器から抜いて2台目の車載器に差し込む手間が面倒でなければ、1枚のETCカードを集中利用したほうがETCマイレージが効率的にたまるということです(ETCマイレージを利用するには、ETCマイレージアカウントにETCカード番号と車載器番号の両方を事前登録する必要がありますが、事前登録したETCカードを別の車載器に差し込んで利用しても、自分のETCマイレージアカウントにETCマイレージがたまります。例えば、E450ワゴンの車載器番号と一緒に事前登録した「リクルートカードプラス」のETCカードをA3やレンタカーの車載器に差し込んで利用してもETCマイレージがたまりますが、「リクルートカードプラス」のETCカードの利用を継続しつつ「PayPayカードゴールド」のETCカードでもETCマイレージをためたいのであれば、ETCマイレージアカウントをもう一つ作って「PayPayカードゴールド」のETCカード番号とA3の車載器番号を事前登録する必要があります)。
1,「三井住友カードNL」と「三井住友カードビジネスオーナーズカード」を2枚持ちし、「三井住友ビジネスオーナーズカード」のETCカード(年1回の利用で年会費無料)を利用して還元率2.5%(内訳:基本0.5%+2枚持ちボーナス1.0%+ゴールドカードであれば年100万円決済ボーナス1.0%)。
※還元率の計算はETC利用分を含む当月の全てのショッピング利用額×0.5%であるため、無駄がありません。
※ビジネスオーナーズカードは、副業をしているサラリーマンでも申し込むことができます(公務員は無許可での副業が禁止されているため、職場の許可を得ている人でない限り申し込まないほうがよいでしょう)。なお、「ブログ記事の執筆」「認証済アカウントでのXの投稿」「ウェブ小説の執筆」「ポイ活」が副業かどうかは解釈が分かれるところですが(「アフィリエイト広告を貼ったブログ記事の執筆」は問題なく副業と言えるでしょう)、ビジネスオーナーズカードの申込みには、職業欄には本業の勤務先を記入し、副業欄には「自営業・自由業の方」にチェックするだけで足ります(副業の具体的な内容を記載する欄はありません)。
2,「コスモ・ザ・カード・オーパス」(年会費無料のイオンカード)のETCカード(年会費無料)を利用して還元率1.5%。
※還元率の計算は200円ごとに3pですが、各決済額÷200円であるため、決済の都度200円未満が無駄になるという弱点あり。
3,「PayPayカードゴールド」(年会費1万1000円)のETCカード(年会費無料)を利用して還元率2.0%(内訳:基本1.5%+前月にPayPayステップ達成0.5%)。
※還元率の計算は200円ごとに3pですが、各決済額÷200円であるため、決済の都度200円未満が無駄になるという弱点あり。
※PayPayカードのETCカードは年会費550円ですが、ゴールドカードだと年会費が無料になります。
※PayPayステップ達成条件は、①1回200円以上の決済を30回+②月10万円以上の利用。PayPayのコード決済、全てのPayPayカード決済が合算されます。家族カードの利用は、家族名義のPayPayに紐づけていなければ本会員のPayPayステップ達成条件としてカウントされますが、家族名義のPayPayに紐づけていると家族名義のPayPayステップ達成条件としてカウントされます。
※妻と長男は、2022年9月にUQモバイルへMNPした際に一括4400円で購入した「iPhoneSE(第三世代)」(128GB)を使っています(ちなみに、64GBであれば一括1円でした)。来月にも第四世代が発売されるのではないかと噂されており、もしワイモバイルへのMNPで安く買えるのであればUQモバイルからワイモバイルにMNPして2台の「iPhoneSE(第四世代)」を手に入れようと目論んでいます。PayPayカードゴールド特典として、ワイモバイルの利用料金が還元率10%になるため、それも楽しみです。
これらのうちどれにするかは、年会費1万1000円を支払って「PayPayカードゴールド」を取得するかどうかが最初の分岐点になります。
「PayPayカードゴールド」と「三井住友カードビジネスオーナーズカード」「コスモ・ザ・カード・オーパス」との還元率の差は0.5%です。年会費1万1000円÷還元率差0.5%=220万円ですので、年220万円以上のカード決済をするのであれば「PayPayカードゴールド」のほうが得です。
とはいえ、楽天証券で楽天キャッシュ決済による投信積立サービス(月5万円)を利用しているのであれば、毎月5万円×12か月=年60万円の楽天ギフトカード(これを楽天アカウントにチャージすると楽天キャッシュ残高が増えます)が必要です。夫婦でやれば年120万円の楽天ギフトカードが必要です。
また、
①楽天ペイ(還元率1.5%。ただし、「PayPayカードゴールド」でJALPay残高チャージ2.0%→JALPayでApplePayのWAONに残高チャージ0.5%→ミニストップ店頭で楽天ギフトカードをWAON払いで購入1.0%という経路をたどることで還元率3.5%で楽天ギフトカードを購入でき、楽天ペイ決済の還元率は5.0%になります)が使えるところでは楽天ペイを最優先する。
②楽天ペイが使えずプリペイドカードが使えるところ(ガソリンスタンドやホテルのフロント等を除くクレジットカード加盟店であれば利用可能)ではauPAYプリペイドカード(還元率0.5%。ただし、「PayPayカードゴールド」でJALPay残高チャージ2.0%→JALPayでauPAYに残高チャージ0.5%という経路をたどることで還元率2.5%でauPAY残高を増やすことができ、auPAYプリペイドカード決済の還元率は3.0%になります)が使えるところではauPAYプリペイドカードを使う。
③楽天ペイもプリペイドカードも使えずクレジットカードないしPayPayが使えるところでは、「PayPayカードゴールド」ないしPayPayを使う(還元率はどちらも2.0%。なお、家族名義のPayPayに「PayPayカードゴールド」の家族カードを紐づけると、当該家族のPayPayないし「PayPayカードゴールド」の家族カードの利用は当該家族のPayPayステップの実績としてカウントされてしまうため、家族カードの利用を自分の実績にしたいときは家族名義のPayPayには家族カードを紐づけてはいけない。
ここまでを整理すると、「PayPayカードゴールド」の年間利用額220万円について、
①楽天キャッシュ投資(還元率3.5%)
②楽天ペイ(還元率5.0%)
③auPAYプリペイドカード(還元率3.0%)
④クレジットカード、家族カード、PayPay(還元率2.0%)
というように、全ての出発点を「PayPayカードゴールド」にすることで年220万円決済が達成可能である人は、年会費1万1000円を払ってでも「PayPayカードゴールド」を利用したほうが得になります。
また、私のE450ワゴンのガソリンはコストコで入れていますが、妻のA3のガソリンは(コストコが遠いために)近所のコスモ石油(セルフ)で入れています。コスモ石油のセルフ給油機では、「コスモ・ザ・カード・オーパス」を入れると会員価格が適用され、楽天ペイの楽天ポイントバーコードを読み取ると楽天キャッシュ残高を楽天ポイントとして扱ってくれます。そのため、「コスモ・ザ・カード・オーパス」と楽天キャッシュアプリをセルフ給油機に読み取らせて全額楽天ポイント払いを選択すると、会員価格のガソリンを楽天キャッシュ残高払いすることができます。「コスモ・ザ・カード・オーパス」の決済額はゼロですのでこちらの還元率はゼロですが、楽天キャッシュ残高にチャージするまでの経路で還元率3.5%を達成することができます。
これに対し、「PayPayカードゴールド」の年会費1万1000円がペイするような利用ができなさそうであれば、ETCカードの還元率が無条件で1.5%(各利用ごとに200円で3p)になる「コスモ・ザ・カード・オーパス」が第一候補になります。
また、「三井住友カードゴールドNL(master)」と「三井住友ビジネスオーナーズゴールド(master)」を2枚持ちし、少なくとも「三井住友ビジネスオーナーズゴールド(master)」の年100万円決済が達成可能であれば、「三井住友ビジネスオーナーズゴールド」のETCカードを利用することで還元率2.5%(内訳:基本0.5%+2枚持ちボーナス1.0%+年100万円決済ボーナス1.0%)になります。
※年会費無料の「三井住友ビジネスオーナーズカード」でも、NLカードとの2枚持ちという条件を満たすだけでETCカードの還元率が1.5%になります。ただ、ノーマルカードには年100万円決済ボーナスがないため、年100万円決済が達成可能であれば「三井住友ビジネスオーナーズゴールド」のほうが得です。また、「三井住友ビジネスオーナーズゴールド」のmasterであれば、JALPay残高チャージ(毎月30万円まで可能)ができるため、年100万円決済を簡単に達成することができます。
※「三井住友ビジネスオーナーズゴールド」の初年度年会費は5500円ですが、定期的に初年度年会費無料キャンペーンが開催されていますので、それを待って申し込むのが得です。なお、ビジネスオーナーズカードは新規入会キャンペーンを常時開催していますが、「三井住友ビジネスオーナーズカード」と「三井住友ビジネスオーナーズゴールド」を取得しても適用されるキャンペーンは先に取得したほうだけになります。そのため、「三井住友ビジネスオーナーズカード」が欲しい人は、もらえるポイント数が多い「三井住友ビジネスオーナーズゴールド」を新規発行した後に「三井住友ビジネスオーナーズカード」を新規発行すべきです。
※NLカードとビジネスオーナーズカードとの2枚持ちによるETCカードの還元率1.5%は、別にゴールドカードにする必要はありません。しかし、ゴールドカードであれば、NLカードでもビジネスオーナーズカードでもどちらも年100万円決済ボーナスがもらえるため、年100万円決済が達成可能であればゴールドカードにしたほうが得です。NLゴールドもビジネスオーナーズゴールドも、年100万円決済を達成すれば翌年以降の年会費が永年無料になりますが、初年度年会費無料キャンペーンの開催中でない限り初年度年会費5500円を払う必要があります。初年度年会費無料キャンペーンは、「三井住友ビジネスオーナーズゴールド」では年に何回か開催されますが、「三井住友カードゴールドNL」では数年に1回程度ですので、年100万円決済が達成可能な人は機会を逃さずに取得すべきです。
※「三井住友カードゴールド(NL)」の初年度年会費は5500円ですが、2025年4月30日までの期間限定で初年度年会費無料キャンペーンを開催中です。初年度に年100万円決済が可能な人は迷わず申し込むべし。なお、A8を利用している人はセルフバックのページを確認すると幸せになれます。また、モッピー経由で新規発行すると別途1万3000p(モッピー未登録者は1万5000p。末尾参照)がもらえます。
【ソース】
https://www.smbc-card.com/nyukai/campaign/pop/cardinfo3010583.jsp
※既にNLゴールドのVisaを保有している人が今回masterを新規発行した場合にも初年度年会費無料キャンペーンの対象になるかどうかについて聞いてみたところ、次の回答を得ました。
この度は、弊社へお問合わせをいただき、誠にありがとうございます。
本お問合せフォームではお客様を特定したご回答をいたしかねますので、一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。
お問い合わせの三井住友カードゴールド(NL)初年度年会費無料キャンペーンについて、すでにVisaカードお持ちの場合でも、期間中に入会された場合はキャンペーン対象となります。
ぜひご検討いただけますと幸いです。
今後とも三井住友カードをご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
※「三井住友カードゴールド(NL)」を新規発行するのであれば、「モッピー」経由で申し込むと1万3000pがもらえます。
お世話になっております。
返信削除現在、dカード(ノーマル)を使っているのですが、(たわらノーロード先進国株式をSBI証券で購入すれば100万円使用できますので)三井住友カード ゴールド(NL)を作るか考えています。
三井住友カード ゴールド(NL)を作成する価値ありますか。
dポイントをマネックス証券でたわらノーロード先進国株式を購入しているので、dカード(ノーマル)でdポイントをためています。
ご返信いただければ幸いです。
コメントありがとうございます。
返信削除>たわらノーロード先進国株式をSBI証券で購入すれば100万円使用できます
投信購入は、年100万円決済による1万pボーナスと年会費永年無料の対象外取引です。
投信を買って年100万円決済を達成したいのであれば、三井住友NLゴールド→JALPay→ApplePayのWAONの経路で楽天ギフトカードを買って楽天証券で楽天キャッシュ投資をする必要があります。
ご返信ありがとうございます。
返信削除エポスゴールドのポイントアップが改悪となり、さてどうしようかと思案していました。
返信削除今回提示いただいた案も素晴らしいのですが、日常でETCを使う機会がなく断念。
まだJQカードエポスゴールドは、3倍のままのようなのでそちらを発行してみようと思っています。
三井住友ゴールド初年度無料(master)も欲しいと思うのですが、いかんせん使っているスマホがAndroidであり、ゴールドvisaをgoogleウォレットに登録しているので、ほぼ使い道がないため却下。
Androidでは色々な割引経路がほぼなく、一番嫌なのは税金をクレジットで支払う際に手数料を取られる点です。
まぁくじけずにたわら先進国、月5万の積立をコツコツ頑張るのみと自分に言い聞かせています。
コメントありがとうございます。
返信削除>JQカードエポスゴールドは、3倍のままのようなのでそちらを発行してみようと思っています。
JR九州との調整がまだ済んでいないだけで、改悪は時間の問題のような気もします。
以前はアミュプラザに物理的に行けない人は切り替えができなかったのですが、今確認したらオンラインで切替ができるようになっていました。
https://faq.eposcard.co.jp/faq/show/2808?site_domain=default
切換えのリスクは、今後もらえるポイントが有効期限2年のJQキューボに変更されることだけですので、近日中の改悪を覚悟の上で切り替えてもいいかもしれませんね。
https://faq.eposcard.co.jp/faq/show/2807?category_id=91&site_domain=default
サイトにはエポスポイントのまま引き継がれますとありますが、エポスポイント→JQキューポに交換って可能でしたでしょうか?
削除男爵様のお宅は、今月請求の電気代やガス代は、合計でおいくらぐらいでしたか。
返信削除補助金が入ってるはずですが、本当に高くなっていると感じています。
コメントありがとうございます。
返信削除>男爵様のお宅は、今月請求の電気代やガス代は、合計でおいくらぐらいでしたか。
ガス代は大したことありませんが(調理で使うだけ)、電気代は1万6000円から4万4000円に跳ね上がりました。蓄熱暖房と加湿器(象印のポット式)を入れたからと思われます。
蓄熱暖房は快適すぎてやめられません。仕方がないとはいえ悲しいですよね。
コメントありがとうございます。
返信削除>エポスポイント→JQキューポに交換って可能でしたでしょうか?
私はJQカードを利用していないので分かりませんが、JQセゾンやJQエポスを持つ意味はJQポイントをハブにすることで本来であれば不可能なポイント移動ができる点にあると聞いたことがありますので、できそうな感じがしています。