バンガード社は、2025年5月1日、創立50周年を迎えます。それを記念し、2月1日に過去最大となる87ファンドの経費率の引き下げが実行されました。
VT(全世界株式ETF)の経費率も、0.07%から0.06%に引き下げられます。
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●車の任意保険、補償内容はこれにしろ
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2025/02/blog-post.html
バンガード社は、下記リリースを出しています。
バンガード社は、上記リリースで、創業者であるジョン・C・ボーグルの至言を引用しています。
In investing, realize that you get what you don’t pay for. Whatever future returns the markets are generous enough to deliver, few investors will succeed in capturing 100% of those returns, simply because of the high costs of investing—all those commissions, management fees, investment expenses, yes, even taxes—so pare them to the bone.
(投資においては、コストはリターンをむしばむものだ。市場が将来どのようなリターンをもたらすにせよ、そのリターンを100%獲得することはできない。なぜなら、高いコスト、すなわち販売手数料、信託報酬、運用コスト、そして税金がかかるからだ。だからそれらを骨抜きにしなければならない。)
主要なETFの経費率は、次のとおり。
VT(全世界株)0.07%→0.06%
VWO(新興国株)0.08%→0.07%
VEA(米国を除く先進国株)0.06%→0.03%
VEU(米国を除く全世界株)0.07%→0.04%
VXUS(米国を除く全世界株)0.08%→0.05%VTも頑張っているとは思いますが、他のETFの引き下げ率と比べると、もう一声ほしかったところでした。
ちなみに、スリムオルカンの信託報酬は0.05775%ですが、VTの経費率0.06%は信託報酬ではなくトータルコストを意味しますので、スリムオルカンはVTにまだ及びません。とはいえ、我が国を代表するインデックスファンドがバンガード社のETFに匹敵するコスト水準に迫っている現状は実に喜ばしいことです。
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