私は、年会費1万1000円を払って「PayPayカードゴールド(master)」を保有しています。というのは、還元率2.0%(基本還元率1.5%+前月に「PayPayステップ」達成で0.5%)で「JALPay」の残高チャージ(クレジットカードによる残高チャージは、1回5万円、24時間10万円、30日30万円の上限あり)ができるからです。
※付与されるポイントは200円ごとに4pですが、月の合計額ではなく毎回の決済額ごとに付与ポイント数が計算されるため、毎回の決済額のうち200円未満はポイントが付かないことになります。
※「JALPay」残高は「ApplePayのWAON」の残高チャージに利用することができ、チャージ額×0.5%のJALマイルが付与されます。
※「ApplePayのWAON」ミニストップ店頭で「楽天ギフトカード」の購入代金に利用することができ、購入額×1.0%の「WAON POINT」が付与されます。
※ミニストップで購入した「楽天ギフトカード」を楽天アカウントに登録すると「楽天キャッシュ」残高が増えます。「楽天キャッシュ」残高は楽天証券で投資信託の購入代金に充当できるほか(上限は毎月5万円まで。還元率3.5%)、楽天ペイの決済代金に自動充当でき(楽天ペイの決済額×1.5%の楽天ポイントが付与されます。ここまでを全て合計すると、楽天ペイ決済の還元率は5.0%になります)、更には楽天ペイアプリ内の楽天ポイントバーコードを読み取ることができるショップでは「楽天キャッシュ」残高=楽天ポイントとして利用することができます。
さて、「楽天キャッシュ」投資の還元率を3.5%にし、楽天ペイ決済の還元率を5.0%にするための全ての出発点は、「PayPayステップ」を達成することです。
今回は、PayPayカードのETCカードの利用でPayPayステップの回数を稼げるのかというお話です。
※PayPayカードでは、本会員カード1枚あたり最大5枚のETCカードを発行することができます。ゴールドカードであればETCカードの年会費は無料ですが、ノーマルカードだとETCカード1枚あたり年550円の年会費が必ずかかります。
そもそもの前提として、「PayPayステップ」の達成条件は、
①前月に、1回200円以上のPayPay決済(PayPayカード決済を含む)を30回以上すること。
②前月に、合計10万円以上(1回200円未満の決済を含む)のPayPay決済(PayPayカード決済を含む)をすること。
の2つです。
上記2条件を満たすと、当月2日0時から翌月1日23時59分までのPayPay決済(PayPayカード決済を含む)の還元率が0.5%アップします。
※3/1決済分は、1/1~1/31の「PayPayステップ」を達成していれば+0.5%されます(これに対し、3/2~3/31決済分は、2/1~2/28の「PayPayステップ」を達成していれば+0.5%されます)。また、3/1決済分も3/2~3/31決済分も、どちらも3/1~3/31の「PayPayステップ」の達成条件としてカウントされます。
※PayPayのコード決済は即時に反映されますが、PayPayカード決済は「支払い受付」の状態で保留され、PayPayカードに売上情報が到着してPayPayとの連携が完了した日「キャンペーン適用確定日」の翌日に反映されます。
なお、ガソリンスタンドやETCカードでのカード決済情報は、カード決済時にはPayPayアプリの「ウォレット」の「取引履歴」には表示されず(「支払い受付」の表示もされません)、PayPayカードに売上情報が到着してPayPayとの連携が完了した日に突然「取引履歴」に表示されます(「取引履歴」に上がった日=「キャンペーン適用確定日」)。
※PayPayのネット決済(ヤフーショッピングでの支払いを含む)は、「支払い受付」の状態で保留され、支払いが確定した日に「支払い完了」となります(「支払い完了」となった時点で「PayPayステップ」にカウントされます)。
※PayPayカード決済の処理が月をまたぐと(例えば、2/21のコストコガソリンステーションでのカード決済の「キャンペーン適用確定日」は3/1)、3/2午前0時時点の「PayPayステップ」の「今月の付与率」にはカウントされませんが、「キャンペーン適用確定日」の翌日のいずれかの時点でカウントされます(例えば、私のケースでは、2/21決済・3/1キャンペーン適用確定日のコストコガソリンステーションのカード決済を含めないとPayPayステップ未達成でした。+0.5%の表示がいつになるかと思っていたところ、3/2午前3時30分時点では「PayPayステップ」の「今月の付与率」は1.5%でしたが、3/2午前8時30分時点では2.0%に変更されていましたので、数時間程度で変更されるものと思われます。なお、この数時間にPayPay決済をしたときの還元率がどうなるかは分かりませんが、避けられるのであれば避けたほうがよいと思います)。
※例えば、2月の「PayPayステップ」の利用実績が29回・10万円の状態で、2/28にガソリンスタンドでPayPayカード決済をし、その「キャンペーン適用確定日」が3/8になったとします。3/2の時点ではPayPayカードゴールドの還元率は1.5%(「PayPayステップ」未達成)ですが、3/8の時点で2.0%(「PayPayステップ」達成)になります。この場合、還元率2.0%は「キャンペーン適用確定日」である3/8以降の決済分に限られ、3/2~3/7の決済分の還元率は1.5%のままです。要するに、「PayPayステップ」の達成条件のカウントは決済日が基準となり、「PayPayステップ」の0.5%アップの適用日は「キャンペーン適用確定日」が基準となります。
ETCカード利用分は、利用の都度ではなくある程度の期間分がまとめてカード会社に伝達されるため、「キャンペーン適用確定日」になるまで時間がかかります。そして、「キャンペーン適用確定日」の決済分が30回・10万円に到達した後にPayPay決済(PayPayカード決済を含む)をしたものでなければ「PayPayステップ」の0.5%アップは適用されません。
これがETCカード利用分を「PayPayステップ」の回数稼ぎに利用するのが難しい理由です。
では、ここまでの前提知識をもとにETCカードと「PayPayステップ」の関係を見てみます。
私は、JCBカードとPayPayカードゴールド(2025.2.1~)のETCカードを利用していますので、ETC通行データが何日後にクレカの利用明細に記載されるのかを確認してみました。
●JCBカード(リクルートカードプラス)
2/24 2/7までのETC通行分が利用明細に記載される。
3/2 2/14までのETC通行分が利用明細に記載される。
●PayPayカードゴールド
3/1 2/13までのETC通行分が利用明細に記載される。
※PayPayカードの利用明細の記載日と「PayPayステップ」の「キャンペーン適用確定日」のどちらも3/1。
3/1が「キャンペーン適用確定日」となった2/1~2/13のETC通行分は、3/2午前3時30分の時点では「PayPayステップ」に未反映でしたが、3/2午前8時30分の時点では反映されていましたので、ETC利用分を「PayPayステップ」の回数稼ぎに利用できるのは当月1日から13日までの通行分に限られ、反映日は翌月の月初にずれ込むことがあるという点に注意する必要があります。
スリム米国株の信託報酬が下がったようですね。
返信削除https://www.am.mufg.jp/fund/topics/253266s_2412.pdf
先進国株の信託報酬が下がらないのが本当に歯がゆいです。
米国株かオルカンの2択に大勢は流れているので、今後も先進国株の信託報酬が下がることはないのでしょうか。
男爵様のおかげで先進国のインデックスファンドを毎月買うことにしました。いつも有益な記事をありがとうございます。
返信削除現在、複数の銀行口座に1000万円ずつ預けているのですが、これ以上、口座を増やしたくないところまで来てしまいました。
そこで、個人向け国債を検討しているのですが、国債は預金保険制度と同等以上に安全だと考えられますでしょうか?
(そもそも国債が償還されない状態なら、預金もただでは済まない状態ですかね?)
たわら男爵様はANApayは使用していますでしょうか?
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除>スリム米国株の信託報酬が下がったようですね。
楽天プラスS&P500への対抗値下げになります。
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2024/12/sp50000814.html
>今後も先進国株の信託報酬が下がることはないのでしょうか。
既に信託報酬が安いファンドはいくつか存在するので、運用報告書記載のトータルコスト込みでスリム先進国株を下回れば、今回のように対抗値下げするのでしょうね。
>国債は預金保険制度と同等以上に安全だと考えられますでしょうか?
私は無リスク資産のうち最も安全なものが国債であると考えています(現金=日本銀行券は、手元に置いておくと盗難や焼失等のリスクがあるため、国債の劣ります)。
国債がデフォルトしたら日本銀行券を預けている銀行預金も終わりです。
>たわら男爵様はANApayは使用していますでしょうか?
キャンペーンをやっていたころは利用していましたが、もうずっと利用していません。
男爵様、国債についてご返信ありがとうございます。
返信削除そうすると、極端な話、現金5億円が遊んでいる人は、例えば10銀行に1000万円ずつ、合計1億円を預けているとしたら、残りの4億円は日本国債を買うべきでしょうか?(先進国株式インデックスには別途、十分に投資しているものとして)
コメントありがとうございます。
返信削除>現金5億円が遊んでいる人は、例えば10銀行に1000万円ずつ、合計1億円を預けているとしたら、残りの4億円は日本国債を買うべきでしょうか?
私ならば、1年以内に使いそうなお金だけを銀行預金にして、残りは全て個人向け国債変動10を買います。