SBI新生銀行は、2025年9月23日、「SBIハイパー預金」をスタートします。
これは住信SBIネット銀行における「ハイブリッド口座」の名称だけを変えたものです。SBI新生銀行のハイパー預金口座を利用するためには住信SBIネット銀行(ドコモに売却済み)のハイブリッド口座とSBI証券との連携を解消する必要があります。
SBI新生銀行の普通口座からハイパー預金に資金移動すると、
①預金残高がSBI証券の買付余力に自動反映される
②SBI証券の証券口座からハイパー口座に自動入出金される(現在の「SBI新生コネクト」は、2025年9月22日で新規申込終了、2026年6月以降にサービス自体が終了予定。なお、コネクト利用者がハイパー預金を申し込むとコネクトは自動解約される)。
③金利が0.42%になる(ハイパー口座に入金した直後から0.42%が適用される)。
④ハイパー口座開設の翌々月に普通口座はダイヤモンドステージ(金利0.40%)になる。
というメリットがあります。
リリースはこちら。
https://www.sbishinseibank.co.jp/info/news2508_hyper.html?intcid=top_new_key_01
ハイパー預金口座を開設して入金するだけで金利が0.42%になるのは魅力的です(普通口座の金利が0.40%になるダイヤモンドステージは、SBI証券と口座連携した翌々月からですので、タイムラグがあります)。
しかし、金利0.42%は、今となっては魅力が薄いです。
PayPay銀行 0.50%(9/1~ ただし、200万円以上預け、利息のポイント受取設定が必要。1000万円を超えた部分は0.20%)
【参考】
●PayPay銀行、残高200万円以上で金利0.50%(9/1~)https://tawaradanshaku.blogspot.com/2025/09/paypay20005091.html
auじぶん銀行 0.55%(10/1~ ただし、前月20日時点で1000万円以上預けることが必要。上限なし)
【参考】
●auじぶん銀行、残高1000万円以上で金利0.55%(10/1~)
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2025/08/au1000055101.html
また、普通口座(ダイヤモンドステージ)の金利は0.40%であり、金利を0.42%にしたければ普通口座からハイパー預金口座に資金移動しなければならないという手間がかかります。おそらくハイパー預金口座は各種支払の引き落し口座にすることはできないと思われますので、SBI新生銀行をメインバンクとして使う人は普通口座にも一定額を残し、普通口座の残高が減ったらハイパー預金口座から資金移動する必要があります。とても面倒です。
楽天銀行は普通預金の口座残高が楽天証券の買付余力になるため、とても便利です(現行のSBI新生コネクトでは、普通預金の口座残高は買付余力にならず、投信積立を除き自動入金されませんでした)。なぜ楽天銀行のような仕組みにできなかったのでしょうか?
とはいえ、SBI証券を利用するのであれば、SBI新生銀行があると便利です。ハイパー預金の「スタートダッシュキャンペーン」(下記リンク)が開催されますので、auじぶん銀行の改悪に備えてこの機会にSBI新生銀行の口座を新規作成してもよいかなと思っています。
https://www.sbishinseibank.co.jp/campaign/sbihyper_fes_2509/?intcid=news2508_hyper_bnr_01
私は、楽天銀行を各種支払の引き落し口座にしています。しかし、その金利は0.30%(マネーブリッジの設定で0.28%+前月3件以上の口座引落しで0.02%)と物足りません。
かといって、いきなりの改悪が多いauグループのじぶん銀行は、余剰資金の置き場所として利用するのであればまだしも、各種支払の引き落とし口座にしようとは思えません。
そこで、SBI新生銀行の口座を開設して、ゆくゆくは各種支払の引き落とし口座を楽天銀行から移動させてもよいかなと思っているところです。
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