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【先頭固定】誰でもできる超カンタン投資術(2025.2)

本稿は、当ブログ(「 たわら男爵のインデックスファンド投資術 」)及び旧ブログ(「 40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ 」)の集大成として、何らの知識がなくても実践できる資産形成の具体的なやり方をお伝えするものです(この記事の後で カテゴリ ...

2025年11月27日木曜日

一般NISAは、満期前に売却せよ

新NISA(年間投資額360万円、生涯投資枠1800万円)が2024年1月1日にスタートする前は、一般NISA(年間投資額120万円、非課税投資期間5年)かつみたてNISA(年間投資額40万円、非課税投資期間20年)のどちらかを選ぶ方式でした。

また、未成年者専用のNISAとしてジュニアNISAというものもありました。
ジュニアNISAは2016年1月1日にスタートしましたが、新NISAの導入を理由に2023年12月31日をもって廃止されました(既投資分は子供が18歳になるまで非課税で運用することができます)。
なお、新NISAの「つみたて投資枠の対象年齢(18歳以上)を見直す形で「こどもNISA」(年間投資額120万円、生涯投資枠1800万円)の新設が現在、自民党の税制調査会で議論されています(金融庁・こども家庭庁の共同要望)。




新NISA(及び新NISAの「つみたて投資枠」を未成年者に開放する予定の「こどもNISA」)では非課税投資期間はなく、自分で売却しない限り生涯にわたって非課税運用を継続することができます。
しかし、旧NISAやジュニアNISAには非課税期間の定めがあります。そのまま何もしなければ非課税期間終了時に特定口座に自動払い出しされることになるわけですが、問題は、非課税期間が満了する前に手動で売却したほうがよいのかどうかということです。

楽天証券のトウシルの下記記事を読みました。

●旧NISA、2021年購入分は今年が満期!売却or移管、どう考える?
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/50734?page=1


上記記事の結論は、次のとおりです。

売却するにせよ、証券口座に引き継ぐにせよ、楽しく悩んでみてください。



役に立たない山崎さんに代わって、ズバリ言うわよ!


1,つみたてNISA

非課税投資期間(20年)が満了するまで何もしてはいけません。
まさに「バイアンドフォーゲット」。
20年後、忘れた頃に特定口座に順次自動払い出しされますので、何もしないでその時まで忘れていてください。

上記記事は、次のとおり述べます。

基本的に持ち続けることをおすすめします。ただ、管理がややこしいと感じている場合は、売却をして新NISAの枠内で買い付けし直すことも検討していいかもしれません。
旧つみたてNISAは年間40万円と投資枠が小さいため、「2025年の成長投資枠がまだ余っているし、ここにまとめちゃおうか」というのは理解できます。


「管理がややこしい」という意味がよく分かりませんが、つみたてNISAはとにかく20年放置して特定口座に自動払い出しされるのを待つだけであり、何も管理することはありません。
そもそも、つみたてNISAをやろうと思ったときに20年ずっと維持する覚悟で証券会社を選択したはずですから、今更じたばたするのではなく、覚悟を決め直して20年ずっと口座を維持してください。



2,一般NISA

新NISAの購入資金にしたい人は、非課税投資期間(5年)が満了する直前に売却すべきです。売却しなければ特定口座に自動払い出されることになりますが、そうなると特定口座で保有している投信の取得単価と混ざってしまうからです。

例:NISA口座と特定口座で同日に100万円ずつ買った投信が5年後に250万円になったケース(たわら先進国株は5年前の2.77倍になっています)
NISA口座で全売却した場合 税金はゼロ
特定口座に自動払い出しされた後に250万円の売却注文をした場合 税金は値上がり益75万円×20.315%=15万2362円

NISA口座で保有している投信を特定口座に自動払い出しされた後に売却すると、特定口座で同じ投信を保有していた場合、その投信に含み益があれば値上がり益課税がなされ、含み損があれば確定損を出してしまうことになります。



3,ジュニアNISA

私は、ジュニアNISAがスタートした2016年から2020年まで毎年80万円ずつ、たわら先進国株ないしスリム先進国株を購入しました。
400万円を投資したところ、1448万円に増えました(含み益が1048万円ではなく645万円なのは、ロールオーバーのたびに取得単価が洗い直され、ロールオーバー時の基準価額に変更されたからです)。

子供が18歳になると、これがそのまま特定口座に自動払い出しされます。
特定口座は、次のようになっています。920万円を投資したところ、2091万円に増えました。含み益は1171万円です。

新NISAは旧NISAと分断されており、旧NISA口座で購入した投信を新NISA口座にロールオーバーすることはできません。
そうすると、こどもNISAが新設されたとしても、ジュニアNISA口座で購入した投信をこどもNISA口座にロールオーバーすることはできるとは思えません。

かつて私は、NISA口座は毎年1本ずつワインを瓶詰めするようなものだ、とお伝えしました。ジュニアNISAでは、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年に瓶詰された5本のワインがありました。
ジュニアNISAの非課税投資期間は5年のため、5年後にラベルが貼り直されます。2016年に瓶詰されたワインは2021年になると2021年のラベルが貼られて、2026年になると2026年のラベルが貼られて、というように子供が成人するまでラベルが貼り直されてジュニアNISA口座という貯蔵庫で保管されるはずでした(5年ごとのラベルの貼り直しの時点で子供が成人していたら、そのワインは瓶の状態でジュニアNISA口座から特定口座に出荷されることになります)。
しかし、新NISAの新設によってジュニアNISAが廃止されることになり、ロールオーバー(瓶のラベルの貼り直し)もなくなり、継続管理勘定という樽に全てのワインの中身をぶち込んで子供が18歳になったらその樽の全てのワインを特定口座という別の樽にぶち込むことになったのです。

というわけで、私は今、とても困っています。
上の子はもう15歳。あと3年後に成人するためです。自分の口座であれば、特定口座で保有している投信を別の証券会社に移管して特定口座を空にし、その後に払い出された元ジュニアNISAの投信(特定口座に払い出された時点の基準価額が取得単価になるため、含み益はゼロで売却時の値上がり益課税もゼロ)を少しずつ売却して新NISAの購入原資にし、新NISAの生涯投資枠1800万円を埋めた後に戻しますが、子供が18歳になった時点で私は法定代理権を失ってしまいます。

※子供が成人した後に親が子供名義の証券口座を管理すると、借名口座(実質的な親の口座)とみなされ、子供に渡した時点で証券口座の全時価額に贈与税が課税されるリスクが発生します。
そのため、私は、子供が成人する前に法定代理権に基づき、資産管理会社に子供名義の銀行口座(みずほ銀行)と証券口座(マネックス証券)の管理を一任しようと考えていますが(成人した子供は資産管理会社の非常勤取締役にして、毎月の取締役会議事録に署名させる予定)、資産管理会社で管理する口座数が多いと税務署に問題視されるリスクが増えそうな気がしています。

というわけで、どうしようか迷っているものの、多分、360万円だけ売却してそれを新NISAの1年目の購入原資にし、残りは特定口座に自動移管させることになりそうです。


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