住信SBIネット銀行は、2026年8月3日、「ドコモSMTBネット銀行」に商号変更します。
リリースが出ています。
https://www.netbk.co.jp/contents/company/press/2025/1219_004783.html
ドコモSMTBネット銀行の「SMTB」とは三井住友信託銀行(Sumitomo Mitsui Trust Bank)の略称です。
ドコモSMTBネット銀行の株式の持ち分比率は、ドコモが55.37%。三井住友信託銀行が44.63%になります。ただし、議決権は50:50です。
「ドコモSMTBネット銀行」という新商号は、どうにもセンスが感じられません。
「住信」をそのまま名乗れなかったのは、住友信託銀行が三井住友信託銀行になってしまったからです。
「SBI」についても、SBIホールディングスとの資本関係が解消されたことで、商号に含めるわけにはいかなかったのでしょう。
ドコモと三井住友信託銀行が共同運営するネット銀行だから「ドコモSMTBネット銀行」という意味は理解できますが、覚えにくいこと極まりないという致命的な欠点があります。
新銀行ネオバンク
私は、このほうがよかったと思います。
ドコモの人たちはドコモという名称にブランド価値があると思い込んでいるため、銀行名に「ドコモ」を入れたのでしょう。しかし、携帯会社として最も重要な通信品質を劣化させてしまったことでドコモのブランド価値は坂道を転げ落ちるように減少し続けています。なにより銀行名に「ドコモ」を入れるとドコモユーザーにしか訴求できなくなるリスクが高まります。
というわけで、非常に残念なお知らせでした。
なお、プレスリリースには、次のとおり重要な一文があります。
住信SBIネット銀行とマネックス証券の口座間の資金移動をスムーズにする、スイープ機能を提供予定です。これにより、住信SBIネット銀行の普通預金口座からマネックス証券の証券総合取引口座へ自動的に資金移動することができ、お客さまは入出金の操作を行うことなく、マネックス証券での取引が可能になります。
楽天証券は、楽天銀行の普通口座残高を取引余力にすることができます。
しかし、SBI証券は、住信SBIネット銀行もSBI新生銀行も、それぞれ特別な口座(ハイブリッド預金、ハイパー預金)に普通口座から資金移動しなければ銀行口座残高を買付余力にすることができません。
私はこれまでずっと「システムの問題なのかな」と思っていましたが、住信SBIネット銀行の普通口座残高をマネックス証券の買付余力にできるのであれば、システムの問題ではなさそうです。SBI証券がなぜかたくなに特別の口座にこだわるのかという疑問が強まりますね。
また、
※1 dポイントの種別は、期間用途限定ポイントとなる可能性がございます。決定次第、住信SBIネット銀行またはドコモのWebサイトでお知らせいたします。
という記載もあるため、dカード(還元率1.0%。ブランドはmaster)をマネックス証券のクレカ投資(毎月5万円で550p)でしか利用していない私も期待しています。
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