メルセデスベンツは、2026年4月20日、次期Cクラス(電気自動車バージョン)を発表しました。
悲しいお知らせです。全幅が1892㎜もあります。
今回発表されたのは「C400 4MATIC Electric」。
四輪駆動の電気自動車です。
2025年9月8日に発表された電気自動車版のGLC(CクラスのSUV)と共通のプラットフォームを利用しており、内外装のデザインも同じです。
GLCと同様に、
1,LEDの照明パネルで光り輝く巨大なフロントグリル
2,スリーポインテッドスターの形状をしたヘッドライトとリアランプ
3,ダッシュボード全体を覆うシームレスな39.1インチ ハイパースクリーン(従来はスクリーンは3か所に分かれており、その上を1枚の大きなガラスで覆うことで1枚の巨大スクリーンであるかのような印象を与えていたが、実際のスクリーンは3枚で、スクリーンとスクリーンとの間には黒色のベゼルが存在した)。なお、2026年1月30日に発表されたSクラスのマイナーチェンジ版は「スーパースクリーン」(3枚のスクリーンを1枚のガラスで覆ったもの)です。
4,調光ガラス製パノラミックルーフ
5,エアサスペンション(車高と減衰力を自動調整する)
6,最大4.5度のリアアスクルステアリング
が実装されます。
現行型のCクラスに試乗すればすぐに分かりますが、テカテカのプラスチックやピアノブラック塗装が目につき、高級車とは言い難い印象を受けます。
しかし、GLCもCクラスも、写真で見る限りでは内装の質感が劇的に向上しています(特にセンターコンソールの巨大なピアノブラックが廃止され、ウインカーレバーがシルバーで加飾されているのは大きなポイントです)。
新型Cクラスは「小さなSクラス」と呼ぶに値しそうですが、「小さな」と言うにはサイズが大きくなりすぎました。
C400エレクトリック 全長4883㎜×全幅1892㎜×全高1503㎜(ホイールベースは2962㎜)
現行Cクラス 全長4785㎜×全幅1820㎜×全高1435㎜
【参考】
i3 全長4760㎜×全幅1865㎜×全高1480㎜(ホイールベースは2895㎜)
現行3シリーズ 全長4720㎜×全幅1825㎜×全高1440㎜
次期3シリーズも幅広になりましたが(1825㎜→1865㎜)、次期Cクラスは更に幅広になってしまいました(1820㎜→1892㎜)。
新車がどんどん幅広になるのは、側面に対する衝突安全基準が設けられたからです。とはいえ、1800㎜を超えると取り回しがしづらくなり、1850㎜を超えると駐車する際に慎重な注意が必要になります。次期3シリーズの1865㎜でも幅広すぎるのに、次期Cクラスの1892㎜はとんでもなく幅広すぎです。
私のE450ワゴン(先代後期型)の全幅は1850㎜です。しかし、現行Eクラスの全幅は1880㎜に拡大したため、もうEクラスは買えません。
Cクラスのガソリン版(2026年末に発表予定)のサイズはまだ未公表ですが、先行して販売が開始される次期CLA(4/22に事前商談スタート。日本での正式発表は近日中)のガソリン車のサイズは電気自動車と全く同じですので、次期Cクラスのガソリン車のサイズも電気自動車と全く同じになるでしょう。そうなると、もうCクラスも買えなくなります。
なお、次期3シリーズはステーションワゴンも発売予定ですが、次期CクラスではCクラスで初めてステーションワゴンは発売されないようです。
「メルセデス・ベンツは3つの地域を抱えています。米国では誰も買いません。CLSのシューティングブレーク仕様を試しましたが、売れませんでした。中国ではステーションワゴンが理解されず、売れません。残るは欧州ですが、Eクラスを例に取ると、かなり高価です。欧州で実際にそのようなクルマを買える人はどれほどいるでしょうか?」
https://www.autocar.jp/post/1237020
ちなみに、ベンツやBMWが内外装のデザインを劇的に変更する選択をしたのに対し、フォルクスワーゲンは原点回帰を選択しました。
「当社には明確な目標があります。それは、再び真のフォルクスワーゲンモデルを作ることです。フォルクスワーゲンは常に人々の生活の一部となり、信頼でき、きちんと機能し、そして理解できるクルマを作り続けてきました」
https://www.autocar.jp/post/1235530
フォルクスワーゲンは、4月15日、「真のフォルクスワーゲン」モデルの第1弾として「ID.3ネオ」を発表しました(4/16より欧州で先行発売がスタート)。
写真や動画で見る限り、私のアウディA3(安っぽくなる前の先代後期型)より何段階も質感が高そうです。トーマスは「It's perfect from the build quality.」と絶賛しています。
内外装のデザインは保守的で奇をてらったところはなく、タッチ式スライダー(空調、音量、ACC)は廃止されて物理スイッチが復活しています。
どちらの選択が正しいのかは市場が決めることになるでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿