欲しい投資信託が見つかったとしても、それを買うためには、販売会社に口座を開設し、販売会社を通じて注文をしなければなりません。
販売会社には、銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、証券会社といったところがありますが、我々が利用すべき販売会社はネット証券会社です。
なぜなら、ネット証券会社は、口座開設手続はもとより口座開設後の金融商品の売買や入出金等、基本的に全ての手続がネットで完結するという便利さがあるほか(一部の手続は書類を郵送する必要があります)、クレジットカードや電子マネー決済による投信積立サービスや投資信託の保有残高に応じてポイントがもらえるサービスがあるからです。
「お得にバイアンドホールドをしている」という気持ちがバイアンドホールドを続けようという決意を日々強くしますので、これらのお得なサービスは必ず利用すべきです。
【参考】●【入門講座①】インデックス投資で成功するための5つの心構え
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/03/5.html
クレジットカードや電子マネー決済による投信積立サービスを実装している販売会社は、SBI証券、楽天証券、三菱UFJeスマート証券、マネックス証券、大和コネクト証券、PayPay証券です(ほかには、エポスカードのtsumiki証券もありますが、インデックスファンドを購入することはできません)。
1,SBI証券
(1)還元率(三井住友カード)
還元率4.0% Visaインフィニット(年会費9万9000円)※還元率4.0%は前年利用額700万円以上のとき。500万円以上700万円未満だと3.0%、300万円以上500万円未満だと2.0%、前年利用額300万円未満だと1.0%。
※還元率3.0%は前年利用額500万円以上のとき。300万円以上500万円未満だと2.0%、前年利用額300万円未満だと1.0%。
還元率2.0% プラチナカード(年会費5万5000円)
還元率1.0% ゴールドカード、オリーブNLゴールド
※還元率1.0%は前年利用額100万円以上のとき。前年利用額10万円以上100万円未満だと0.75%、10万円未満だと0%。
還元率0.5% 一般カード
(2)解説
三井住友カードは、SBI証券で投信のクレジットカード決済が可能になるタイミングに合わせ、年会費5500円の「三井住友カード(NL)ゴールド」と「三井住友ビジネスオーナーズゴールド」を新規設定しました。これらのカードは年間決済額が100万円に到達すると次年度以降の年会費が永年無料になるため、クレジットカード決済による投信積立サービスの還元率のためだけにゴールドカードを保有するのは「あり」です。
2,楽天証券
(1)楽天キャッシュ決済(月額5万円まで) 還元率2.5~3.0%
①ANAPay残高にクレカチャージする。
ア PayPayカードゴールド→JALPay(前月にPayPayステップ達成で、2.0%のPayPayポイント)→ANAPay(0.1%のJALマイル)で合計2.1%
イ カテエネバンクデビットカード→ANAPay(前月末日時点の預金残高200万円以上で2.0%のカテエネポイント) 未検証
ウ 住信SBIネット銀行プラチナデビットカード(年会費1万1000円だが、優秀なモバイル保険あり)→ANAPay(前月末日時点の預金残高1000万円以上で2.5%のスマプロポイント)未検証
②Android携帯(Android8.0以降かつおサイフケータイ機能付きのもの)の「楽天キャッシュ」アプリ内で楽天Edyを発行し(楽天Edyの発行には「おサイフケータイ」機能が必須。プラスチックカード内蔵型の楽天Edyは利用不可)、楽天Edy残高にANAPayバーチャルカードでクレカチャージする(0.5%のANAマイル)。
③「楽天キャッシュ」アプリ内で、楽天Edy残高を楽天キャッシュ残高に等価交換する(還元率ゼロ)。交換上限は毎月10万円。
(2)楽天カード決済(月額10万円まで)
還元率2.0% 楽天ブラックカード(年会費3万3000円)還元率1.0% 楽天プレミアムカード(年会費1万1000円)
還元率0.75% 楽天ゴールドカード(年会費2200円)
還元率0.5% 楽天カード(年会費なし)
(3)解説
Android携帯を用意できるのであれば、楽天キャッシュ投資が最もお得になります。
楽天カード投資は、年会費無料の楽天カードか、年会費2200円の楽天ゴールドカードがお勧めです。
年会費無料の楽天カード投資の還元率は0.5%のため、毎月10万円×0.5%×12か月=6000pがもらえます。
楽天ゴールドカード投資の還元率は0.75%のため、毎月10万円×0.75%×12か月=9000pがもらえます。そのため、楽天ゴールドカードの年会費2200円を払ったとしても800pお得になります。
楽天プレミアムカード投資の還元率は1.0%のため、毎月10万円×1.0%×12か月=1万2000pがもらえます。投信を毎月10万円買えば年会費無料の楽天カードよりも年6000p多く取得できるため、実質年会費は5000円(年会費1万1000円-6000p)となります。しかし、最大の目玉だった楽天市場での還元率が年会費無料カードと同率に改悪され(火曜日・木曜日・誕生月の還元率+1.0%は残っていますが年会費をペイするほどではありません)、その魅力は大きく失われました(2025年1月以降はプライオリティパスの無料利用回数も年5回に改悪されました)。ただし、楽天モバイルの5GBの割引クーポンがもらえる「楽天カードプレミアムプログラム」が2025年1月にスタートし、毎月8GBまで3GBまでと同じ料金で利用できるようになりました(私は自宅にWi-Fi環境があります。UQモバイルのギガ数が3GBだったときは月末になるとギガが足りずにpovoを利用していましたが、料金が110円アップすると同時にギガ数が4GBに増えてからは余裕です。楽天モバイル利用者で毎月のギガ数が3GBでは足りないが8GBあれば足りるという人は、楽天プレミアムカードを取得して5GBの割引クーポンをもらったほうが楽天モバイルの利用料金が毎月1100円安くなってお得です)。
3,マネックス証券
(1)還元率(マネックスカード、dカード)
年会費無料のマネックスカード決済で還元率1.1%でしたが、クレカ投資が月5万円から10万円に拡大された際、毎月の購入額が5万円超7万円以下の部分は0.6%、7万円超10万円以下の部分は0.2%に改悪された結果、毎月10万円の投信を購入するときの還元率は0.73%に下がってしまいました。(2)解説
マネックスカードはアプラス発行のため、私は発行しませんでした。しかし、dカード決済が利用可能になったので、私は年会費無料のdカードで毎月5万円ずつスリムオルカンを買って550pをもらっています。
なお、dカードのゴールドカードやプラチナカードで還元率が更にアップしますが、条件が複雑すぎて整理しようという気になれません。クレカ投資のために年会費を払って取得しても年会費に見合うポイントがもらえないことだけは確実です。
4,三菱UFJeスマート証券(auカブコム証券)
(1)還元率
還元率1.0% auPAYゴールドカード、三菱UFJカードゴールド(年会費1万1000円)、三菱UFJプラチナアメリカンエキスプレスカード(年会費2万2000円)
還元率0.5% auPAYカード、三菱UFJカード(年会費なし)
(2)解説
auPAYカード(年会費無料)でも還元率1.0%だった時代は魅力的でしたが、三菱UFJeスマート証券に名前が変わって還元率も0.5%に半減し、全く魅力がなくなりました。
5,松井証券
(1)還元率(JCBカードオリジナルシリーズ限定)
還元率1.0% プレミアムカードの決済額が月5万円以上のとき(クレカ投資はカウント対象外。前月16日から当月15日までのクレカ決済分)。
還元率0.5% プレミアムカードの決済額が月5万円未満のとき、あるいは年会費無料の一般カードの決済額が月5万円以上のとき
(2)解説
プレミアムカード(ザクラス、プラチナ、ゴールド、ゴールドEXTAGE等)なのに、還元率は1.0%に過ぎず、しかも月5万円以上のクレカ決済実績がないと還元率が0.5%に下がるという条件付きです。非常にショボいです。
三井住友カードのように年会費有料カードの還元率は無条件で1.0%にしてほしかったところですし、楽天カードのように年会費5万5000円のザクラス、年会費2万7500円のプラチナは還元率2.0%にアップしてほしかったところでした。
6,大和コネクト証券
(1)還元率(セゾンカード)
還元率0.5% 月間積立金額5万円以上還元率0.4% 月間積立金額4万円以上
還元率0.3% 月間積立金額3万円以上
還元率0.2% 月間積立金額2万円以上
還元率0.1% 月間積立金額5000円以上
※ただし、プラチナカードの還元率は金額に関係なく一律1.0%。、ゴールドカードの還元率は金額に関係なく一律0.5%。
(2)解説
大和コネクト証券は、dポイント(期間限定ポイントを含む)で投信を購入できる唯一の証券会社でしたが、マネックス証券がドコモの子会社になってマネックス証券でもdポイントで投信が購入できるようになりました。
クレカ投資の還元率も平均以下(特にゴールドカードの還元率0.5%は残念)ですので、私は利用しようとは思えません。
7,PayPay証券
(1)年会費無料のPayPayカード決済で、還元率0.7%。ゴールドカードも一般カードと同じ0.7%。
※PayPay残高決済は、還元率0.5%。
(2)購入可能な投信が限定されていますが、eMAXIS Slimシリーズが含まれていますので、困ることはありません。
PayPayカードゴールドの還元率アップがないのが残念です。
私は、2026年1月時点では、毎月40万円の積立買付をしています。
●たわら先進国株
SBI証券 ビジネスオーナーズゴールド(月額10万円)
●スリムオルカン
楽天証券 楽天キャッシュ(月額5万円)
マネックス証券 dカード(月額5万円)
PayPay証券 PayPayカードゴールド(月額10万円)
三菱UFJeスマート証券 三菱UFJカード(月額10万円。入会キャンペーンが終了する2026年4月引落分で最後)
なお、私は、たわら先進国株の本体はSBI証券に置いています。
というのは、次のとおり、SBI証券の投信保有ポイントが最も高いからです。
SBI証券 0.05%
マネックス証券 0.03%
三菱UFJeスマート証券 0.005%
楽天証券 なし
【更新履歴】
2026.1.15
①「セゾンポケット」(2026.5でサービス終了)を削除
②Visaインフィニットを追加
③楽天キャッシュの入手方法からミニストップ店頭で楽天ギフトカードを購入する方法を削除し、Android携帯を利用した方法に変更
④楽天プレミアムカードのギガ割引を追加
⑤マネックス証券のdカードを追加
⑥松井証券を追加
⑦三菱UFJeスマート証券をアップデート
⑧大和コネクト証券の独自サービスだったdポイント決済がマネックス証券でも対応した旨を追加
⑨クレカ投資の現在の状況をアップデート
前のブログより文字が小さくて見づらいのですが、仕様でしょうか。
返信削除私は、たわら先進国株の本体はSBI証券に置いています。
返信削除というのは、次のとおり、SBI証券の投信保有ポイントが最も高いからです。
↑これは楽天証券、auカブコム証券で5万円ずつたわら先進国株を購入し、その後SBI証券に移管するという意味でしょうか。SBI証券は他社からの移管で発生する費用は負担してくれるとあったので、それを利用している感じでしょうか。
最近、SBI証券で積み立て投資を始めたばかりで勉強中です。知識が足りておらず、おかしな質問をしていたら申し訳ありません。
コメントありがとうございます。
返信削除>文字が小さくて見づらいのですが、仕様でしょうか。
仕様です。
私も何となく小さいかなと思っていましたが、やはり小さく感じますよね。
サイズを「標準」から「中」にしてみましたが、いい感じになったような気がします。
>楽天証券、auカブコム証券で5万円ずつたわら先進国株を購入し、その後SBI証券に移管するという意味でしょうか。
残高が100万円程度になったら移管しようと考えています。
>SBI証券は他社からの移管で発生する費用は負担してくれるとあったので、それを利用している感じでしょうか。
はい。
ただ、頻繁にやりすぎると改悪されるため、2年に1回、100万円以上になったらという感じでやろうと思っています。
移管の質問をしたものです。早速のご返信ありがとうございます。
削除頻繁にやるのは面倒ですが、数年に1回の手間でクレカ投資のメリットを最大限に活かせるのは良い考えですね。
楽天証券も口座開設だけしてあるので、SBI証券のクレカ投資限度を超える投資をしたくなった際に参考にさせて頂きます。
いつも大変有用な情報をありがとうございます。
返信削除還元率でみるとやはりマネックス証券が魅力的に感じてしまうのですが、アプラスカードを利用すると、具体的にどのようなリスクが考えられるのでしょうか?
お忙しいところ誠に恐縮ですが、ご教授頂けますと幸甚に存じます。
コメントありがとうございます。
返信削除>アプラスカードを利用すると、具体的にどのようなリスクが考えられるのでしょうか?
私は、アプラスに個人情報を全て知られるのは嫌ですので、マネックスカードは作りたいとは思えません。