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2023年5月18日木曜日

楽天最強プランは「最強」なのか?

楽天モバイルは、2023年5月12日、「楽天最強プラン」を6月1日からスタートする旨を発表しました。

【参考】

●「楽天最強プラン」、6月1日にスタート

https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/05/61.html


上記記事でお伝えしたとおり、楽天最強プランが「最強」たるゆえんは、パートナー回線が利用できるエリアであれば月額3278円でau回線を無制限で利用できる点にあります。

しかし、どうやらそう単純な話ではないようです。




興味深い記事を読みました。こちらです。


●楽天モバイルの新料金「最強プラン」、KDDI髙橋社長の「そんなに貸さないからね」の真意とは
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/ishikawa/1501095.html

都心部の繁華街などビルが林立して、楽天モバイルが持つ1.7GHz帯では電波が届きにくいような場所でも、これからはauの800MHzをつかむことで、圏外ではなくなる。ただし、 サクサクと快適に使えるかは別の話だ。


上記記事の筆者が楽天回線エリアとパートナー回線エリアが混在するエリアで実際に動画視聴してみたところ、

1,楽天SIMでは、動画サイトにつながりはするものの、一向に映像が流れて来なかった。
2,povoSIMに切り替えたところ、すぐに映像が流れ、快適な動画視聴ができた。

という現象を経験したそうです。

上記記事の筆者は、この原因(au回線を利用できるエリア内なのに、楽天SIMでは動画視聴できず、povoSIMでは動画視聴ができた原因)について、次のように分析しています。


つまり「KDDIローミングエリア=auと同等の通信品質」というわけではないのだ。
povoの場合、800MHz帯以外でもつながるためにスムーズに通信が可能だ。もちろん、複数の周波数帯を束ねて通信を行う「キャリアアグリゲーション」を使うこともあるため、安定的かつ高速な通信が可能となる。
楽天モバイルの場合、KDDIとのローミングが実現し、仮に電波が重なり合っていたとしても、当然のことながらキャリアアグリゲーションは行わない。
楽天モバイルがローミングエリアでもデータ使い放題を提供することで「KDDIのネットワーク品質に影響はないのか」という疑問が沸くが、KDDI関係者は「トラフィックが混雑するような場所はローミングに提供しない。エリアというか基地局単位でコントロールするため、auユーザーに影響が出るようなことはない」と話す。



このように、上記記事によれば、KDDIは2つの方法で自社の顧客の快適な回線環境を守っているようです。
すなわち、

1,基地局単位で回線の混雑状況を分析し、混雑している基地局の電波は楽天に提供しない。
2,楽天に提供する電波を800MHz帯に限定することで、楽天に提供している800MHz帯が混雑するエリアであっても自社の顧客には他の周波数帯を利用させることで混雑を回避できる。

という方法で、楽天に提供する電波と自社の顧客に利用させる電波の品質に差をつけ、楽天SIMでは快適に利用できない通信環境でも自社SIMでは快適に利用できる通信環境を確保しているというわけですね。

楽天の三木谷会長は、

これまで急ピッチで進めてきた通信基地局の建設について「すべての回線を自社で建設する必要はないとの考えに変わりつつある」と述べた。
https://jp.reuters.com/article/rakuten-mikitani-idJPKBN2X306G

と報道されています。


私が楽天モバイルではなくUQモバイルをメインにしている理由は、「安かろう悪かろう」では困ると考えているからです。
私は、キャリアを名乗るからには、いついかなる場所であっても顧客に快適な回線環境を提供できることが最低条件であると考えます。
楽天最強プランがその名前のとおり「最強」なのかは、実際の回線状況を見て慎重に判断する必要がありそうです。

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