SBI・Vシリーズの新ファンド、今回は厳しい船出

バンガード社の米国ETFを買うだけファンドシリーズである「SBI・Vシリーズ」は、2023年6月8日、一挙に5ファンドを新規設定しました。

【参考】

●SBI・Vシリーズ、一挙に5ファンドを新規設定

https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/05/sbiv5.html

いつものとおり当初募集期間（5月25日～6月7日）を設けて純資産額を集めた上で新規設定日を迎えるという作戦をとりましたが、残念ながら今回は厳しい船出になってしまいました。

※よろしければ、次の記事もご覧ください。

●ニッセイ外国株、5000億円に到達

https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/06/5000.html

●楽天市場でこれを買え（2023.6）
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/06/20236.html

純資産額が多い順に並べてみます。

米国増配当株式　13億3300万円

先進国株式（除く米国）　2億0100万円

新興国株式　9700万円

米国小型株式　5700万円

世界小型株式（除く米国）　2100万円

SBI・V・米国増配当株式を除き、非常に厳しい船出となりました。

先進国株式（除く米国）と新興国株式が厳しい結果になることは予想できました。

しかし、米国小型株式と世界小型株式（除く米国）がこれらを更に下回り、最下位を争う結果になるとは想定外でした。

今からでも遅くはありませんので、「EXE－i グローバル中小型株式」（純資産額137億9100万円）を「SBI・V・世界小型株式（含む米国）」と名称変更してSBI・Vシリーズに加えるべきだと思います。

とはいえ、「売れそうになかったとしても、ニッチな需要に応えたい」という企業としての姿勢はリスペクトすべきです。

これは米国ETFを買うだけファンドであるからこそできることであり、ひょっとしたら人気ファンドに成長するファンドが出るかもしれません。

ただ、繰り返しになりますが、「EXE－i グローバル中小型株式」を「SBI・V・世界小型株式（含む米国）」と名称変更してSBI・Vシリーズに加えてほしいものです。