野村アセットマネジメントの小池社長のインタビュー記事が、8月22日付け日経新聞朝刊9頁に掲載されています(楽天証券の口座保有者であれば誰でも無料で利用できる「日経テレコン21」でも全文が読めます)。
野村アセットマネジメントと言えば、「はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)」を信託報酬0.05775%で新規設定して超々低コスト競争を勃発させたことで話題です。
小池社長は上記記事でその真意を語っています。非常に興味深いです。
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「社内でも何度も議論し、出てきたのが『資産運用報国』というキーワードだ」
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該当部分を引用します。
「社内でも何度も議論し、出てきたのが『資産運用報国』というキーワードだ」
「資産運用報国を貫くには、自分たちで考えた商品を提供していかないといけない。これまで業界は販社主導と言われることもあったが、国や地域の発展に貢献するために必要だと思う商品を我々から提供することが大切だ」
「『はじめてのNISA』には大変な議論があった。価格勝負でのパイの取り合いはやるべきではないなどの意見があったが、これから投資を始める人に資産運用にこういう手段があるというのを伝えたい。インデックスもあればバランス型もあるし、アクティブもある。すべて準備し理解したうえで投資スタイルを模索してもらいたい。そうするには自分たちでも出さないと。出すなら競争力のある商品にする必要がある」
「『はじめてのNISA』には大変な議論があった。価格勝負でのパイの取り合いはやるべきではないなどの意見があったが、これから投資を始める人に資産運用にこういう手段があるというのを伝えたい。インデックスもあればバランス型もあるし、アクティブもある。すべて準備し理解したうえで投資スタイルを模索してもらいたい。そうするには自分たちでも出さないと。出すなら競争力のある商品にする必要がある」
はじめてのNISAオールカントリーの登場によって超々低コスト競争が勃発し、新NISAの定番ファンドになるであろうと考えられていたスリムオールカントリーの信託報酬を半減させることになりました。
はじめてのNISAオールカントリーは順調に純資産額を増やしているとはいえ、まだ4億5000万円。1兆3706億円のスリムオールカントリーの足元にも及びません。
このままでは巨大なスリムシリーズに埋没して競争力を失い、「価格勝負でのパイの取り合い」という同じ土俵にすら立てない可能性があります。
はじめてのNISAシリーズがスリムシリーズの競合ファンドたりうるには、信託報酬をより安くすることでブランド価値を高めるしかありません。
私は、オールカントリーを除く4ファンド(S&P500、新興国株、TOPIX、日経225)の信託報酬を0.05775%に引き下げること、はじめてのNISAオールカントリーのようにスリムシリーズに追いつかれてしまったときは信託報酬のうち運用会社報酬の部分を5年に限って半減することという2つの方法を提案します。
「報国」という戦前のような表現が、さすが野村證券で常務にまで出世した人という感じです。
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除>「報国」という戦前のような表現
「証券報国」は野村證券の創業者のおことばです。
「資産運用報国」はそれをアレンジしたものになります。