2024年1月1日、生涯投資枠1800万円(ただし、360万円の年間投資上限あり)の新NISAがスタートしました。
私は、つみたてNISAの必勝法は年初一括投資であると言い続けてきましたが、新NISAでは年初一括投資はしないほうがよいと考えています。
【参考】
●新NISA、「年初一括投資」はおやめなさい
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/11/nisa_20.html
しかし、つみたてNISAでは浸透しなかった年初一括投資が、なぜか新NISAではトレンドになりました。
Twitter等で確認する限り、これまで特定口座やつみたてNISA口座で年初一括投資をしたことがなかったのに新NISA口座で初めて年初一括投資をしたという人も珍しくありません。
年初一括投資をした後に相場が下落して含み損が発生すると、悲しい気持ちになります。
暴落が発生すると、2~3割の含み損は当たり前のことであり、4~5割の含み損も珍しい事態ではありません。年初一括投資をした後に暴落が発生すると、とても悲しい気持ちになるだけでなく、バイアンドホールドする意欲が大きく減退します。
つみたてNISA口座は、年間投資額が40万円と少なく、投資枠は生涯ではなく1年(毎年1月1日になると新規投資が可能になり、毎年12月31日になると新規投資が不可能)であることから、年初一括投資が必勝法でした。
しかし、新NISA口座は、年間投資額が360万円と多く、投資枠は生涯(ある年の投資額が年間投資額360万円に満たなくても、生涯投資枠1800万円になるまでは翌年以降に買付けが可能)であることから、年初一括投資は必勝法とは言えません。むしろ年初一括投資をした直後に暴落が発生して多額の含み損を抱えてバイアンドホールドする意欲がなくなるリスクを考えると、新NISA口座では年初一括投資ではなく均等額積立投資をすべきです。
とはいえ、新NISA口座で年初一括投資をしたらどうなっていたかは誰しも気になるところでしょう。
このようになりました。
185、992円が私の含み益です 成長枠の約定が12月28日 受渡が4日 積立て枠全額約定1月5日でした 設定の仕方ややこしいですからね 男爵様に勝ちました
返信削除先進国イマイチ人気無さそうですが 今年もだらだら上がるんでしょうね 期待しないですが
まあちょっと今月1ヶ月間の相場は、スタートダッシュし過ぎな気もします。
返信削除今年1年の中では日米金利差の縮小から円高局面も想定され、外国株の円換算での基準価格が下がる局面もあるでしょう。
自分はオーソドックスな毎月積立ですが(そもそも一括投資するほどの余裕資金も無いし)、年末時点でどうなっているか気になるところです。
男爵さま、いつもありがとうございます。
返信削除まもなく確定申告の時期なので質問させて下さい。
特定口座(源泉徴収なし)で年間の利益が20万円以下の場合でも、医療費控除等の理由で確定申告をする場合は課税対象になるのでしょうか?新NISAのため少しずつ取り崩したいと思っているのですが。
よろしければご教示くださいませ。
コメントありがとうございます。
返信削除>先進国イマイチ人気無さそう
ブームの風には勝てませんよね。
>今月1ヶ月間の相場は、スタートダッシュし過ぎな気もします
1年の期待リターンを1か月で稼いでしまいましたよね。
逆に暴落が発生していたら新NISAも終わっていましたので、よかったのではないかと思っています。
>特定口座(源泉徴収なし)で年間の利益が20万円以下の場合でも、医療費控除等の理由で確定申告をする場合は課税対象になるのでしょうか?
なります。
正確には、給与所得者(給与収入2000万円以下)かつ譲渡益が20万円以下であれば、譲渡益だけをわざわざ確定申告する必要はありませんが、別の理由で確定申告をするのであれば全ての所得(譲渡益も含む)を申告しなければなりません。