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【先頭固定】誰でもできる超カンタン投資術(2024.3)

本稿は、当ブログ(「 たわら男爵のインデックスファンド投資術 」)及び旧ブログ(「 40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ 」)の集大成として、何らの知識がなくても実践できる資産形成の具体的なやり方をお伝えするものです(この記事の後で カテゴリ ...

2024年1月12日金曜日

「SSGAインデックス・シリーズ・ライト」、2月下旬には複数のネット証券で買えそう

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(「SSGA」)は、バンガードやブラックロックと並ぶ「ステート・ストリート」の資産運用部門です。

SSGAは、世界最大のETFであるSPYの運用会社としても知られています。


SSGAインデックス・シリーズ・ライト」は、SSGA(の日本法人)が2024年1月11日に投入した超低コストインデックスファンドシリーズです。


同シリーズは、


米国株 0.0748%
全世界株 
0.0748%
日本を除く先進国株 
0.0748%
日本株(TOPIX)0.1078%
日本を除く世界国債 0.0638%
日本債券 
0.1078%
米国投資適格社債 0.2838%



の7本であり、赤字にした信託報酬についてSSGAは「業界最低水準」であるとしています。

しかし、現時点において販売会社はゼロであり、我々が購入することはできませんので、いつどこで買えるようになるのかを聞いてみました。

※全てのファンドの純資産額は100万円ですが、これはSSGAの自己資金(シードマネー)になります(電話確認済)。




SSGAによると、


当シリーズはネット証券会社での販売を想定しており、現在、複数のネット証券会社との間で調整中である。
2月下旬には複数のネット証券会社で購入できるようになる見込みである。

ということでした。


また、全世界株ファンドだけ業界最低水準でないのはなぜなのかについて聞いてみたところ、「先進国株・新興国株・日本株をバラバラで買うより一緒に買ったほうが安くなるのはおかしい」という趣旨の説明をされました。

どうやら楽天オールカントリー(0.0561%)やスリムオールカントリー(0.05775%)と同水準で売るのは割に合わないと判断したようです。


とはいえ、


●ステート・ストリートS&P500、0.0748%で登場
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/12/sp50000748.html

●ステート・ストリート・グローバル株式、0.0748%で登場(たわら先進国株の方が安い)
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/12/00748.html


で検討したとおり、S&P500ファンドは楽天S&P500(0.077%)より安いもののニッセイS米国株式500(0.05775%)より高く、先進国株ファンドは投信残高ポイント考慮後のたわら先進国株より高いため、今一つインパクトに欠けます。

しかも、同社には楽天証券のラップ口座向けに提供した「MAファンドシリーズ」というものがあります。

MA米国株 設定なし
MA全世界株 設定なし
MA先進国株 0.0715%(ライトグロ株は0.0748%)
MA日本株 0.088%(ライト日本株は0.1078%)
MA先進国債券 0.066%(ライト世界国債は0.0638%
MA日本債券 0.088(ライト日本債券は0.1078%)
MA米国投資適格社債 0.176%(ライト米国投資適格社債は0.2838%)


このようにMA先進国債券を除き、ライトシリーズよりも信託報酬が安いのですが、元々が楽天証券のラップ口座用として提供されたもので別途ラップ口座の報酬が加算されることを考えればライトシリーズが業界最低水準であると言えなくもないでしょう。


しかし、MAファンドシリーズは、その後、MA米国投資適格社債を除いて松井証券にも提供されています。

そして、重要なことは松井証券では普通に特定口座で買えてしまうということです。つまり、松井証券の特定口座で普通に買える以上、ライトシリーズを業界最低水準と言うことはできないのではないかということが問題となります。


<ライト全世界株式>を除く 6 ファンド(<ライト S&P500><ライト・グローバル株式><ライト TOPIX><ライト・グローバル債券隔月><ライト国内債券隔月><ライト米国投資適格社債隔月>)については、信託報酬率を業界最低水準といたしました。※2
※2  2023 年 12 月 8 日時点。各ファンドの対象指数と同一の指数を対象とする追加型公募インデックス・フ ァンド(ETF、DC 専用ファンド、投資一任向けファンドを除くの信託報酬率について当社調べ

https://www.ssga.com/library-content/assets/pdf/apac/announcements/2023/ja/20231221-fund-announcement.pdf


聞いてみました。

絶句していました。全く考えてもいなかったそうです。


5 件のコメント:

  1. お世話になります。

    NISA枠は引き続き先進国株を積み立てていくのですが、余っている枠で 世界のベストが魅力的で購入を検討中ですが、ご意見いただけますか?

    返信削除
  2. コメントありがとうございます。

    >余っている枠で 世界のベストが魅力的で購入を検討中です

    「世界のベスト」の意味が分からないのですが、どうしても譲れないこだわりがない限り、たわら先進国株だけを買うのがベストだと思っています。

    返信削除
    返信
    1. 愚問でしたね。

      ちなみに
      インベスコ 世界厳選株式オープン【愛称:世界のベスト】
      のことです。

      削除
  3. コメントありがとうございます。

    >インベスコ 世界厳選株式オープン

    松井証券だと0.8%ポイントバックしてくれますね。

    SBI証券の商品ページの「基準価額騰落率(期間別)」をたわら先進国株と比較してみましたが、勝ったり負けたりを繰り返しており、アクティブファンドを選びたいと思えるほどの圧倒的なリターン差はありませんでした。

    返信削除
  4. ありがとうございました。
    先進国株 only でいくことにします。

    返信削除