投資信託協会が「投資信託概況(1月中)」を公表しています。
それによると、2024年1月の公募株式投信(除くETF)の資金流入額は1兆3107億円であり、そのうち国内株式型は1427億円(10.89%)ということです。
ソースはこちら。
https://www.toushin.or.jp/statistics/
投資信託協会は、国内株式型については
という注記をしていますが、海外株式型と内外株式型については注記がなく、ETFを除いた金額が幾らなのかは分かりません。
ただし、国内株式型を含むETFの資金流入額は1330億円であるため、上記注記で判明した国内株式型のETFの資金流入額1199億円を差し引くと、海外株式型と内外株式型のETFの資金流入額は131億円であり、無視できる程度の誤差にすぎないことが分かります。
2024年1月の公募株式投信(除くETF)の資金流入額を整理してみます。
国内株式型 1427億円(10.89%)
海外株式型 7627億円(58.19%)
内外株式型 3816億円(29.11%)
●eMAXIS Slimシリーズ、1月は過去最大の資金流入(6045億円、うちオルカンは3428億円)
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2024/02/emaxis-slim160453428.html
のとおり、内外株式型の3816億円のうち、3428億円はスリムオルカンです。
さて、本件について日経速報ニュース(2024/02/19 12:00)が
という記事を公開しています。
記事には、国内株式型の資金流入額ベスト10の一覧表が掲載されています。
それによると、
1,10本のファンドは全て新NISAの成長投資枠で購入可能。つみたて投資枠でも購入可能なファンドは3本。
2,アクティブファンドは、10本中8本(インデックスファンドは、6位のスリムTOPIXと8位のスリム日経平均の2本のみ)。
3,10本中5本(1位、3位、4位、5位、7位)が「高配当」をうたっている。
4,1位の「日本好配当リバランスオープン」(純資産額1988億円)は資金流入額をさばききれず、2月7日から新規購入申込停止中。
ということです。
インデックスファンドがほとんどで、しかもスリムオルカンとスリムS&P500の2ファンドに人気が集中している非国内株型とは、見える景色が全く違いますね。
男爵様
返信削除本記事とは関係ないのですが、いまセゾンゴールドアメックスの実質年会費無料キャンペーンが行われていると小耳に挟みました。
この機会に作るべきでしょうか。
誤解釈していたら申し訳ないのですが、東証の発表資料では、2024年1月度の投資信託部門は売り越しとなっています。
返信削除↓
https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/investor-type/00-01.html
課税口座などの古い投信を多く売却し、その一部が高配当株投信などに再投資された。但しトータルでは日本株投信は売り越し。
という事でしょうか。
コメントありがとうございます。
返信削除>いまセゾンゴールドアメックスの実質年会費無料キャンペーンが行われている
メインカードとするには還元率が低く、ゴールドカードとしての特典(保険、ラウンジ等)は削られ、単に金色をしたノーマルカードのようなものになってしまっています。
もはやアメックスオファーで使えるカードが1枚増えるだけの意味しかありませんので、それを踏まえて欲しいかどうかを判断してください。
>東証の発表資料では、2024年1月度の投資信託部門は売り越しとなっています。
東証の資料の見方がよく分からないので何とも言えません。
ただ、投信協会の資料からは、ETFを含めて2626億円が流入したというように読めます。