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【先頭固定】誰でもできる超カンタン投資術(2024.3)

本稿は、当ブログ(「 たわら男爵のインデックスファンド投資術 」)及び旧ブログ(「 40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ 」)の集大成として、何らの知識がなくても実践できる資産形成の具体的なやり方をお伝えするものです(この記事の後で カテゴリ ...

2024年2月27日火曜日

たわら先進国株、基準価額3万円に到達

たわらノーロード先進国株式は、2024年2月26日、史上最高値を更新しました。同日付けの基準価額は3万0245円です。


同ファンドの新規設定日は2015年12月17日ですので、8年2か月で3倍になったことになります。
【参考】
●【祝】たわら先進国株、基準価額が2万円を超える
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-2237.html
●たわら先進国株、史上最高値を更新(新規設定時に一括購入した人は2.5倍)
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/06/25.html



私は、多額の日本株(個別株)を保有中にリーマンショックと東日本大震災の直撃を受け、何年も多額の含み損に苦しみました(SMTグロ株やセゾングロバラも保有しており、積立買付を続けていたものの、リスク資産のほとんどは日本の個別株でした。金庫のように手堅いと評された東京電力株が原発事故で無価値になった衝撃は忘れられません)。

アベノミクスのおかげで個別株の含み損が解消されたので、その時点で「個別株は全売却して、リスク資産はVT100%にしよう」と決めました。それからVTを半分ほど買い進めたところでたわら先進国株が新規設定されることを知り、残りの半分のお金はたわら先進国株を買うことにしました。

たわら先進国株への買い換えが完了した時点の配分比は、


リスク資産 6割(VT3割、たわら先進国株3割)
無リスク資産 4割(個人向け国債変動10ないし預貯金)


でした。


前ブログのタイトルが「40代でアーリーリタイアしたおっさんが たわら先進国株でベンツを買うブログ」だったとおり、既にリタイアして収入がなくなった身で無リスク資産を取り崩してベンツを買う気にはなれず、リスク資産の儲けで心置きなくベンツを買おうと考えて総資産額の6割でリスク資産を購入したわけですが、世界の株式相場が絶好調を続けたおかげで私のリスク資産は3.4倍になりました。ただし、4割が無リスク資産のため、総資産額では2.4倍にとどまります。


リスク資産が3.4倍に増えたという結果論から考えると、無リスク資産を4割も確保せずVTないしたわら先進国株を買っていれば、総資産額も更に増えていたはずです。

しかし、たわら先進国株の基準価額のチャートをご確認いただければお分かりのとおり、先進国株市場にとって2016年は非常に厳しい年でした。

2016年6月28日、たわら先進国株の基準価額は8190円まで下落しました。私のリスク資産は、半年後には18.1%の含み損になっていたことになります。私が2割減になったVTやたわら先進国株を売却せずに済んだのは、十分な無リスク資産を確保していたからです。

十分な無リスク資産があれば、「今は含み損でも、バイアンドホールドを続けていればいつかは含み益になる」と心に余裕が生まれ、パニック売りを予防できます。また、生活費は十分な無リスク資産で賄うことができるため、含み損が発生しているときにリスク資産を売却する必要もありません(含み損が発生しているときにリスク資産を売却すると損が確定してしまい、その後に相場が元に戻ったとしても損をしたままになります)。


たわら先進国株は8年2か月で基準価額3万円に到達したわけですが、2008年1月9日に新規設定されたSMTグローバル株式の基準価額が3万円に到達したのは2022年3月29日であり、14年3か月ほどかかっています。


115の法則によれば、たわら先進国株の平均利回りは14.08%(115÷8.167)、SMTグロ株の平均利回りは8.07%(115÷14.25)です。

※72の法則
72の法則とは、元金が2倍になるための運用利回りと運用年数を簡易に計算する方法です。計算式は「1年間の運用利回り×運用年数=72」となります。
※115の法則
115の法則とは、元金が3倍になるための運用利回りと運用年数を簡易に計算する方法です。計算式は「1年間の運用利回り×運用年数=115」となります。


同じインデックスファンドなのにこれほどの差がついた理由は、2008年1月から2015年12月までは、2015年12月から2024年2月までよりも相場に恵まれなかったからです。

具体的には、SMTグロ株の2015年12月17日(たわら先進国株の新規設定日)の基準価額は1万4331円ですので、2008年1月から2015年12月までの7年11か月で1.43倍になったことになります。2015年12月から2024年2月までの8年2か月で3倍になったたわら先進国株と比べると、やはり見劣りがします。


とはいえ、相場の先行きを見通す眼力がない我々ができることは、資本主義の可能性を信じて時価総額比のインデックスファンドをバイアンドホールドすることだけです。

私は、これまでも、そしてこれからも、たわら先進国株をバイアンドホールドし続けます。


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