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本稿は、当ブログ(「 たわら男爵のインデックスファンド投資術 」)及び旧ブログ(「 40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ 」)の集大成として、何らの知識がなくても実践できる資産形成の具体的なやり方をお伝えするものです(この記事の後で カテゴリ ...

2024年2月26日月曜日

インド株投信、月額1500億円の資金流入

2023年3月13日に新規設定されたiFreeNextインド株は、



2023年5月23日 30億円
2023年6月7日 50億円
2023年6月28日 100億円
2023年7月21日 200億円
2023年8月31日 300億円
2023年10月11日 400億円
2023年12月6日 500億円
2024年1月10日 600億円
2024年1月17日 700億円
2024年1月31日 800億円
2024年2月14日 900億円


というように、短期間で多額の純資産額(毎月100億円を集めることに成功しています。

本日現在の純資産額は972億円ですので、新規設定日(2023.3.13)から1年を待たずして純資産額1000億円の大台に到達する勢いです(なお、多額の純資産額が集まったおかげで、先物100%運用から現物運用へのシフトが可能になりました。現時点の配分比は、現物55%、先物45%です)。


iFreeNextインド株が低コストインド株インデックスファンドの分野の開拓に成功したことで、各社は二匹目のドジョウを狙って次々に同種ファンドをリリースしました。その数は、2024年2月22日のeMAXISインド株までで5ファンドに及びます。


開拓者のiFreeが後続ファンドへの対抗値下げ(0.781%→0.473%)に踏み切ったことで競争力の維持に成功し、その結果、シェア獲得に向けて5ファンドの熾烈な争いが繰り広げられています。
【参考】
●インド株ファンド、熾烈な競争が始まる
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2024/02/blog-post_23.html



日経速報ニュース(2024/02/26 12:00)の下記記事を読みました(なお、楽天証券の口座保有者であれば、「日経テレコン21」に無料登録することで日経新聞の記事全文を無料で読むことができます)。


●インド株投信の資金流入額、インデックス型が首位


上記記事の概要は、次のとおりです。


1,追加型の公募株式投信(除くETF)には、2024年1月の1か月間で1兆2000億円の資金が流入したが、そのうちインド株投信には1500億円が流入した


※ちなみに、日本株投信の流入額は1427億円です。インド株投信の流入額1500億円がいかに多額であるかが分かります。
【参考】
●日本株投信の資金流入額、全投信の10.89%
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2024/02/1089.html


2,インド株投信のうち、最も多額の資金を集めたのはiFreeNextインド株である。

→記事には、インド株投信の資金流入額上位ベスト10の一覧表(年初来資金流入額、純資産額、設定日、3か月リターン、3年リターン、10年リターン、信託報酬、総経費率)が掲載されています。


3,iFreeNextインド株の運用会社は、3月1日、「インド株インデックス」を新規設定する。



大和アセットマネジメントが3月1日に新規設定する新ファンドの信託報酬は税込0.979%です。

iFreeNextインド株で積み上げたマザーファンドの純資産額を活用し、窓口販売向けの高コストインデックスファンドを新規設定するという、まさに逆転の発想です。


もしこれが大和アセットマネジメントの油断であり、iFreeNextインド株が価格競争から離脱するつもりなのであれば、iFreeNextインド株は王座から転落することになるでしょう。


3 件のコメント:

  1. iFreeNextインドでは販社報酬が少なすぎるから地銀がなかなか取り扱ってくれないってことなんでしょうね
    でも窓販でもインド株買いたいっていう顧客ニーズはある
    こういうの金融庁に取り締まってもらいたい
    一物二価は放置してそれを取捨選択するのはあくまで個人の責任と自由というスタンス?

    返信削除
  2. 投資信託業界は、二匹目のドジョウ作戦が成功する場合が結構あるという、謎の業界ですね。
    ファーストペンギンが報われないのは可哀想な気もするが、虎の子を託すわけだからシビアに見られても仕方ないか。

    そうかと思えば、この記事のインド株ファンド資金流入ランキングでは信託報酬2%前後のものが多数を占めるという、これまたよく分からない業界。

    返信削除
  3. コメントありがとうございます。

    >iFreeNextインドでは販社報酬が少なすぎるから地銀がなかなか取り扱ってくれない

    販社側からのリクエストがあったのかもしれませんね。
    あるいは、信託報酬が高いインド株アクティブファンドが売れていることから、対面販売に商機を見出したのかもしれません。

    >金融庁に取り締まってもらいたい

    私は、営業の自由の範囲内のことであり、国は手や口を出すべきではない(そうでないと自由市場が歪み、インデックス投資にとっても悪影響が及ぶ)と思っています。

    >ファーストペンギンが報われないのは可哀想な気もする

    先行者利益はあるため、競合ファンドが出現したときの対応を間違えなければ、スリムオルカンのように成功します。

    楽天全米株や楽天全世界株は、スリムS&P500やスリムオルカンに大きく差をつけられましたが、売上げという観点では対抗値下げをしないという選択が奏功しました。

    >インド株ファンド資金流入ランキングでは信託報酬2%前後のものが多数を占める

    対面証券が窓口でゴリゴリに売っているのかもしれませんね。

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