熾烈なコスト競争が繰り広げられているインド株ファンドに「楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド」が加わります。
気になる信託報酬は、最安値の「SMTAMインド株式インデックス・オープン」と同率の税込0.308%です。
インド株のインデックスファンドの純資産額ランキングは、次のとおり。
1,iFreeNEXTインド株インデックス
新規設定日 2023年3月13日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 現物55%、先物45%
純資産額 1041億7600万円
信託報酬 税込0.473%(2023年9月27日、0.781%から引き下げ)
販売会社 SBI証券(投信残高ポイント0.05%)、楽天証券、マネックス証券(投信残高ポイント0.08%)、松井証券(投信残高ポイント0.18%)、auカブコム証券(投信残高ポイント0.005%)
2,SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド
新規設定日 2023年9月22日
指数 BSE Sensex Index In HKD(30銘柄)
運用方法 ETF(香港籍)100%
純資産額 433億4200万円
信託報酬 税込0.4638%(うちETFの経費率0.40%)
販売会社 SBI証券(投信残高ポイント0.022%)
3,eMAXISインド株式インデックス
新規設定日 2024年2月22日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 不明(第1回月次報告書の開示前)
純資産額 78億4500万円
信託報酬 税込0.44%(運用会社0.21%、販売会社0.16%、信託銀行0.03%)
販売会社 楽天証券、マネックス証券(0.08%)
4,SMTAMインド株式インデックス・オープン
新規設定日 2023年12月15日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 先物100%
純資産額 28億1300万円
信託報酬 税込0.308%
販売会社 SBI証券(投信残高ポイント0.05%)、auカブコム証券(投信残高ポイント0.005%)
新規設定日 2023年12月15日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 先物100%
純資産額 28億1300万円
信託報酬 税込0.308%
販売会社 SBI証券(投信残高ポイント0.05%)、auカブコム証券(投信残高ポイント0.005%)
5,auAM Nifty50インド株ファンド
新規設定日 2023年8月29日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 先物100%
純資産額 16億0200万円
信託報酬 税込0.4675%(2023年11月8日、0.539%から引き下げ)
販売会社 SBI証券(投信残高ポイント0.05%)、楽天証券、auカブコム証券(投信残高ポイント0.005%)
新規設定日 2023年8月29日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 先物100%
純資産額 16億0200万円
信託報酬 税込0.4675%(2023年11月8日、0.539%から引き下げ)
販売会社 SBI証券(投信残高ポイント0.05%)、楽天証券、auカブコム証券(投信残高ポイント0.005%)
6,楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド
新規設定日 2024年4月5日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 不明(新規設定前)
純資産額 0円(新規設定前)
信託報酬 税込0.308%
販売会社 楽天証券
新規設定日 2024年4月5日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 不明(新規設定前)
純資産額 0円(新規設定前)
信託報酬 税込0.308%
販売会社 楽天証券
私の分析は、次のとおり。
1,ベンチマークは、SBI以外はNifty50の先物100%運用(iFreeは元々先物100%運用だったが、徐々に現物運用を増やし、現在は現物55%、先物45%。また、eMAXISが先物運用かどうかは第1回月次報告書を見るまで分からないが、おそらく先物運用であると思われる)。
1,ベンチマークは、SBI以外はNifty50の先物100%運用(iFreeは元々先物100%運用だったが、徐々に現物運用を増やし、現在は現物55%、先物45%。また、eMAXISが先物運用かどうかは第1回月次報告書を見るまで分からないが、おそらく先物運用であると思われる)。
※インド株ファンドは先物100%運用がおそらく最適解であることは、下記記事をご覧ください。
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/05/ifreenext10030.html
2,純資産額は、1041億円のiFreeが他を圧倒している。しかし、首位のiFreeも新規設定(2023.3.13)から1年であり、どのファンドにも純資産額を集めることができる可能性がある。
3,信託報酬は、0.308%のSMTAMと楽天が最安。
→SBIは、ETFの経費率が0.4%もあるため、信託報酬の引き下げ余地はない。
4,投信残高ポイント考慮後の信託報酬も、0.258%(SBI証券保有時)のSMTAMが最安。
①SMTAM(0.258%)
※松井証券で販売されたら0.208%
②iFree(0.293%)
※信託報酬の引き下げ実績あり
③楽天(0.308%)
④eMAXIS(0.36%)
※松井証券で販売されたら0.28%
⑤au(0.4175%)
※松井証券で発売されたら0.2875%
⑥SBI(0.4418%)
※うち米国ETFの経費率が0.40%のため、信託報酬の引き下げ余地なし
5,2月22日に登場したeMAXISの信託報酬は0.44%。SMTAMはeMAXISより3割も安いことを考えると、あえてeMAXISを買う理由はないと考えていたところ、純資産額は78億円もあって大人気。スリムシリーズのおかげで「eMAXIS」がブランド力を獲得したものと思われる。
※うち米国ETFの経費率が0.40%のため、信託報酬の引き下げ余地なし
5,2月22日に登場したeMAXISの信託報酬は0.44%。SMTAMはeMAXISより3割も安いことを考えると、あえてeMAXISを買う理由はないと考えていたところ、純資産額は78億円もあって大人気。スリムシリーズのおかげで「eMAXIS」がブランド力を獲得したものと思われる。
他方で、eMAXISの2か月前に新規設定されたSMTAMは、かつてのインデックスファンドの絶対王者・SMTグロ株の運用会社であるが、純資産額は28億円にすぎない。
とはいえ、SMTAMの販売会社にSBI証券が加わったのはeMAXISの新規設定日と同じ日(2月22日)であり、12営業日で純資産額が20億円(9億4900万円から28億1300万円)増えていることを考えると、78億円のeMAXISがおかしいだけでSMTAMも大健闘していると言える。
とはいえ、SMTAMの販売会社にSBI証券が加わったのはeMAXISの新規設定日と同じ日(2月22日)であり、12営業日で純資産額が20億円(9億4900万円から28億1300万円)増えていることを考えると、78億円のeMAXISがおかしいだけでSMTAMも大健闘していると言える。
というわけで、インド株ファンドの世界に最安値同率で楽天が参戦したことで、コスト競争が更に熾烈になりそうです。
投資ファンド(所謂ハゲタカ)の資金がかなりインド株に流れ込んでいる記事を先月頃読んだ記憶があり、盛り上がっているようです。
返信削除インド含めた新興国全般に言える事ですが、国のトップが代わると内政だけでなく経済政策や外交もガラッと変わる(180°変わる事もある)ので、怖いんですよね。
それに加えてコネコネパラダイスで、コネが無いと仕事にありつけない、就職出来ても別のコネ持ちに弾き出されて失職が当たり前なので、投資対象には私は出来ません。
(西アジアの某国に約一年、南アジアの某国に約半年住んだ経験からです)
コメントありがとうございます。
返信削除>インド含めた新興国全般に言える事ですが、国のトップが代わると内政だけでなく経済政策や外交もガラッと変わるので、怖い
その点、先進国株は手堅いのにリターンもよくて安心して買うことができますよね。