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2024年3月30日土曜日

SBI証券のクレカ投資、1週間で100億円up

SBI証券は、2024年3月29日、下記のリリースを出しました。


●「三井住友カード つみたて投資」の積立設定金額500億円突破のお知らせ
~クレカ積立上限額10万円への引き上げ後、わずか7日間で100億円増加し578億円突破~

https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/home/irpress/prestory240329_011600.pdf?_rb_uid=e185ff59d0e492fd5dc9684a5802eebd1610118573070&_rb_sid=32281652073963399&hc_uus&matid#_rb_uid=e185ff59d0e492fd5dc9684a5802eebd1610118573070&_rb_sid=32281652073963399&hc_uus&matid



上記リリースによると、


1,SBI証券は、3月22日、クレカ投資を月額10万円に引き上げる旨を発表した。

2,SBI証券のクレカ投資の積立設定金額は、3月21日時点で480億円だったが、3月25日に500億円を突破し、3月28日時点で578億円になった。1週間で100億円upしたことになる。

3,クレカ投資の積立設定金額を上限の10万円にした顧客は、全体の15%に及ぶ。


ということです。


SBI証券は、競合他社が内閣府令の施行日の当日に10万円に引き上げ後の新還元率を発表したにもかかわらず、2週間後に発表するという究極の後出しジャンケンをかましました。

ただ、後出しジャンケンをしただけあって、「落とし穴」はあるものの悪くはない内容となっています。
【参考】
●SBI証券のクレカ投資、後出しジャンケンするだけあって悪くない
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2024/03/sbi.html

●【必見】SBI証券のクレカ投資の「落とし穴」
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2024/03/sbi_28.html


しかも、直近の5/1買付分(4/10設定締切分)から10/1買付分(9/10設定締切分)までの6か月間は現在の還元率を10万円まで無条件で適用するという激変緩和措置を設けたこともあり、「まあ仕方ないよね」という感じになりつつあります。

ただ、本当の勝負は、年間利用額に応じて還元率が変化する11/1買付分(10/10設定締切分)以降です。


SBI証券は、


より多くのお客さまに、親和性の高い金融サービスであるクレジットカードサービスと資産運用サービスをお得にご利用いただくことで、消費と投資の好循環を実現できるものと考えています。
https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/home/irpress/prestory240322_011030.pdf?_rb_uid=e185ff59d0e492fd5dc9684a5802eebd1610118573070&_rb_sid=32281652073963399&hc_uus&matid#_rb_uid=e185ff59d0e492fd5dc9684a5802eebd1610118573070&_rb_sid=32281652073963399&hc_uus&matid

と述べています。


三井住友カードとしても、「三井住友ゴールドカード」というブランド価値を毀損するリスクをとってまで年会費が永年無料となるNLゴールドを投入したわけですから、投信購入専用カードにされたのでは見込みが外れることになり、「ポイント還元分は全て証券会社に負担してほしい」と思うようになるかもしれません。

私は、即売り制限ではなく年間利用額に応じた還元率を採用した背景には、投信以外のカード利用額upを目論む三井住友カードがポイント還元のかなりの部分を負担したのに投信購入専用カードとして利用している人が想定を超えて多かったという事情があるのではないかと想像しています(SBI証券にとっては年間利用額に応じた還元率を採用するメリットはないため、SBI証券がポイント還元のかなりの部分を負担しているのであれば即売り規制のほうを採用するものと思われるからです)。

もしこの想像が当たっているとするならば、年間利用額10万円で還元率0.5%(ノーマルカード)ないし0.75%(ゴールドカード)を達成して投信を買う人が多ければ多いほど、サービスの持続可能性が危うくなることでしょう。


5 件のコメント:

  1. 基本0.5%,100万利用で+1万Ptという基本要素は他社でも同様の施策があるので、私も投信+スマホタッチ7%専用になっていました。
    差別化点の多いプラチナプリファードの改定がせめてもう少しマシなら『メインで使うカードにして欲しい』という方針に同調できたのですが、アレは解約が激増しそうです。
    消極的かつ、どっちつかずの印象がありますね。

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  2. コメントありがとうございます。

    >私も投信+スマホタッチ7%専用になっていました。

    どうしてもそうなってしまいますよね。

    >プラチナプリファードは解約が激増しそうです。

    高ポイントで集客すると、高ポイントでなくなったときにすぐに客が逃げます。
    プラチナプリファードは名ばかりのプラチナカードですので(プラチナプリファードやNLゴールドはカードデスクにつながりませんが、プラチナやゴールドを保有する意味はカードデスクに電話すると便宜を図ってくれる点にあると思っています)、解約が殺到しそうですね。

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    1. 解約の途中で年会費無料の案内が出るまでがワンセットになってるようですね。

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  3. 先ほどプラチナプリファード解約(のふり)をしたところ、年会費優遇のオファーがきました。入会が今年の一月だったので無理かと思っていましたが、これで今年のボーナスポイントをもらってからの解約が出来る運びとなりました。
    もし一度も年会費免除されていない方が居たら試してみるのも手だと思います。

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  4. コメントありがとうございます。

    >解約の途中で年会費無料の案内が出るまでがワンセットになってるようですね。

    3月には出なかった人が4/1になって出たという喜びの声が多く報告されていますね。

    >入会が今年の一月だったので無理かと思っていましたが、これで今年のボーナスポイントをもらってからの解約が出来る運びとなりました。

    よかったですね。
    大盤振る舞いが過ぎるように思えるのですが、三井住友カード、大丈夫なのでしょうか。

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