スリムS&P500の純資産額が4兆円に到達したのは、2024年3月21日です。
それ以後も受信差額を増やし続け、4月9日時点の純資産額は4兆1672億円です。
スリムオルカンの純資産額が3兆円に到達したのは、2024年4月9日です。
同日付け純資産額は、3兆0119億円です。
インデックスファンドとしてナンバーワンとナンバーツーの規模であるのは勿論、アクティブファンドを含む全ての投信でもナンバーワンとナンバーツーの規模です。
とはいえ、スリムS&P500とスリムオルカンは、現在、重大な問題を抱えています。
その問題とは、
信託報酬0.05775% ニッセイS米国株式500
信託報酬0.0748% SSGAライトS&P500
信託報酬0.077% 楽天S&P500
とはいえ、スリムS&P500とスリムオルカンは、現在、重大な問題を抱えています。
その問題とは、
信託報酬0.05775% ニッセイS米国株式500
信託報酬0.0748% SSGAライトS&P500
信託報酬0.077% 楽天S&P500
※スリムS&P500は0.09372%
信託報酬0.0561% 楽天オールカントリー
※スリムオルカンは0.05775%
というように、それぞれについてより安いファンドが存在するということです。
この点について、スリムシリーズは、
というように、それぞれについてより安いファンドが存在するということです。
この点について、スリムシリーズは、
●eMAXIS Slim「1年たつまで対抗値下げはしません」
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2024/03/emaxis-slim1.html
という方針(=他ファンドの第1回運用報告書が開示されるまで対抗値下げはしない)を明らかにしました。
私は、スリムシリーズの上記方針は変節であり、巨大ファンドに成り上がったが故の驕りであると思うのですが、このスキを突いて純資産額を伸ばしているのが楽天プラスシリーズです。
楽天プラスシリーズは、楽天証券1社販売という弱みがありながらも、
楽天S&P500 1398億円(1000億円には3/1到達)
楽天オールカントリー 1042億円(1000億円には4/3到達)
というように絶大な支持を集めつつあります。
これらのファンドの新規設定日は2023年10月27日ですので、楽天S&P500は4か月、楽天オールカントリーは5か月で1000億円に到達したことになります。
とはいえ、楽天プラスシリーズも業界最低水準を目指すと宣言して登場したにもかかわらず、これまで一度も対抗値下げに踏み切っていません。
【参考】●楽天S&P500、4か月で1000億円に到達も「業界最低水準」ではなく、有言「不」実行
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2024/03/sp50041000.html
超低コストインデックスファンドの世界は、巨人・スリムに新星・楽天プラスが挑んで順調にシェアを奪いつつあるところに、世界最大級のSSGAライトが来寇するもSBI証券と楽天証券での販売に失敗したことで純資産額が伸び悩むという構造にあります。
そして、先進国株ファンドの分野では、たわら先進国株が黙々と純資産額を増やしています(現在5285億円)。
スリム先進国株やニッセイ外国株の純資産額は7000億円ですから、これらに急速に追いつきつつあります。
果たしてスリムS&P500とスリムオルカンが対抗値下げの時期を極力遅らせて逃げ切ることができるのか、楽天プラスが切り込むのか、SSGAライトがSBI証券や楽天証券といった販路獲得に成功するのか、たわら先進国株(信託報酬0.09889%)がいつものとおり空気を読まずに突然SSGAライト先進国株(信託報酬0.0748%)に対抗値下げをするのか。
全く予想ができない混沌とした状況をどのファンドが最初に突き崩すことになるのか、これからの展開が興味深いです。
※たわら先進国株の信託報酬について、SBI証券の投信残高ポイントを考慮すると、
現在 0.09889%-0.05%=0.04889%
SSGAライトと同率 0.0748%-0.025%=0.0498%
となるため、SBI証券の投信残高ポイントが維持される限り、現在のままのほうが得だったりします。
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