注目の投稿

【先頭固定】誰でもできる超カンタン投資術(2024.3)

本稿は、当ブログ(「 たわら男爵のインデックスファンド投資術 」)及び旧ブログ(「 40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ 」)の集大成として、何らの知識がなくても実践できる資産形成の具体的なやり方をお伝えするものです(この記事の後で カテゴリ ...

2024年4月16日火曜日

auAM Nifty50インド株、最安値を単独更新

auアセットマネジメントは、本日、「auAM Nifty50インド株」の信託報酬を税込0.4675%から0.297%に引き下げると発表しました。

これにより、「auAM Nifty50インド株」はインド株インデックスファンドの最安値を単独更新します。



ソースはこちら。
https://www.kddi-am.com/news/n20240416/


インド株インデックスファンドは、現在、熾烈なコスト競争をしています。
【参考】
●インド株ファンド、これを買え
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2024/04/blog-post_12.html



インド株インデックスファンドのコスト競争を時系列で整理してみます。

2023.3.13 「iFreeNEXTインド株」が信託報酬0.781%で登場。

2023.8.29 「auAM Nifty50インド株」が信託報酬0.539%で登場。

2023.9.27 「iFreeNEXTインド株」が信託報酬0.473%に引き下げ。

2023.11.8 「auAM Nifty50インド株」が信託報酬0.4675%に引き下げ。

2023.12.15 「SMTAMインド株」が信託報酬0.308%で登場。

2024.4.5 「楽天インド株」が信託報酬0.308%で登場。

2024.4.26 「auAM Nifty50インド株」が信託報酬0.297%に引き下げ。


上記のように、インド株インデックスファンドのコスト競争は、常に「auAM Nifty50インド株」が仕掛けていることが分かります。

しかし、残念ながら純資産額の獲得には失敗し、6ファンド中の最下位に沈んでしまっています。

その理由は、auアセットマネジメントはインデックスファンドの運用会社としては実績が乏しく、系列のauカブコム証券の力が弱いからです。


auアセットマネジメントは、最初のインデックスファンドである「auAM Nifty50インド株」で成功すべく、上記のコスト競争を仕掛けているのでしょうが、それにしてはやり方が稚拙です。

2023年8月29日、信託報酬0.781%のiFreeに対抗すべく、信託報酬0.539%で登場したことは良かったのですが、その後は最安値を単独更新し続けているとはいえ微差にすぎないため、すぐに競合ファンドにキャッチアップされてしまっています。今回の対抗値下げも、0.308%に対抗しての0.297%にすぎないため、これでシェアを獲得するのは難しいでしょう。


とはいえ、「auAM Nifty50インド株」が対抗値下げしたことで、0.473%のiFreeや0.44%のeMAXISに対する強烈な信託報酬の引き下げ圧力になることは確かです。

なお、信託報酬0.4638%のSBIは、投資先のETFの経費率が0.40%であるため、信託報酬を引き下げることができず、ひとり0.4%台に取り残されることになるでしょう。


2 件のコメント:

  1. auAMは当然、eMAXIS slimの歴史を学んでいるのでしょう。
    slimは「最安値を目指す」と言いつつ同率首位止まりで決して単独首位にはならず、当初はコバンザメとかセコいとか言われたものです。しかしインデックス運用で、更には日本の投信全体でのトップに成長しました。

    そういう意味では、auAMは単独首位を更新しているのだから、ここが踏ん張り時なのかなと思います。もしかしたらインド株インデックスで天下を取るかもしれないし、取れないかもしれません。
    私自身は、そもそもインド株市場への投資に懐疑的ですが。

    返信削除
  2. コメントありがとうございます。

    >もしかしたらインド株インデックスで天下を取るかもしれないし、取れないかもしれません。

    既にiFreeが純資産額1000億円に到達していますので、コスト面でかなり頑張らないとダメだと思うのですが、前回や今回の対抗値下げでは乗換えようというモチベーションがわきません。

    >私自身は、そもそもインド株市場への投資に懐疑的です

    私も同じです。

    返信削除