これにより、「(アムンディ・インデックスシリーズ)インド株」はインド株インデックスファンドの最安値を単独更新します。
ソースはこちら。
https://www.amundi.co.jp/files/nuxeo/dl/9337d962-77eb-4235-b183-2012d1fc000e?inline=
インド株インデックスファンドは、現在、熾烈なコスト競争をしています。
時系列で整理してみます。
2023.3.13 「iFreeNEXTインド株」が信託報酬0.781%で登場。
2023.8.29 「auAM Nifty50インド株」が信託報酬0.539%で登場。
2023.9.27 「iFreeNEXTインド株」が信託報酬0.473%に引き下げ。
2023.11.8 「auAM Nifty50インド株」が信託報酬0.4675%に引き下げ。
2023.12.15 「SMTAMインド株」が信託報酬0.308%で登場。
2024.4.5 「楽天インド株」が信託報酬0.308%で登場。
2024.4.26 「auAM Nifty50インド株」が信託報酬0.297%に引き下げ。
2024.6.28 「(アムンディ・インデックスシリーズ)インド株」が信託報酬0.2805%で登場。
低コストインド株インデックスファンドの現状は、次のとおりです。
1,iFreeNEXTインド株インデックス
新規設定日 2023年3月13日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 現物72.8%、先物27.1%
純資産額 1334億9200万円
信託報酬 税込0.473%(2023年9月27日、0.781%から引き下げ)
販売会社 SBI証券(投信残高ポイント0.05%)、楽天証券、マネックス証券(投信残高ポイント0.08%)、松井証券(投信残高ポイント0.18%)、auカブコム証券(投信残高ポイント0.005%)、大和コネクト証券
2,SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド
新規設定日 2023年9月22日
指数 BSE Sensex Index In HKD(30銘柄)
運用方法 ETF(香港籍)100%
純資産額 609億0300万円
信託報酬 税込0.4638%(うちETFの経費率0.40%)
販売会社 SBI証券(投信残高ポイント0.022%)
3,eMAXISインド株式インデックス
新規設定日 2024年2月22日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 先物100%
純資産額 186億2500万円
信託報酬 税込0.44%
販売会社 SBI証券(投信残高ポイント0.05%)、楽天証券、マネックス証券(投信残高ポイント0.08%)、松井証券(投信残高ポイント0.16%)、auカブコム証券(投信残高ポイント0.005%)
低コストインド株インデックスファンドの現状は、次のとおりです。
新規設定日 2023年3月13日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 現物72.8%、先物27.1%
純資産額 1334億9200万円
信託報酬 税込0.473%(2023年9月27日、0.781%から引き下げ)
販売会社 SBI証券(投信残高ポイント0.05%)、楽天証券、マネックス証券(投信残高ポイント0.08%)、松井証券(投信残高ポイント0.18%)、auカブコム証券(投信残高ポイント0.005%)、大和コネクト証券
2,SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド
新規設定日 2023年9月22日
指数 BSE Sensex Index In HKD(30銘柄)
運用方法 ETF(香港籍)100%
純資産額 609億0300万円
信託報酬 税込0.4638%(うちETFの経費率0.40%)
販売会社 SBI証券(投信残高ポイント0.022%)
3,eMAXISインド株式インデックス
新規設定日 2024年2月22日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 先物100%
純資産額 186億2500万円
信託報酬 税込0.44%
販売会社 SBI証券(投信残高ポイント0.05%)、楽天証券、マネックス証券(投信残高ポイント0.08%)、松井証券(投信残高ポイント0.16%)、auカブコム証券(投信残高ポイント0.005%)
4,楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド
新規設定日 2024年4月5日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 先物100%
純資産額 126億2100万円
信託報酬 税込0.308%
販売会社 楽天証券、マネックス証券(投信残高ポイント0.08%)、松井証券(投信残高ポイント0.1%)、auカブコム証券(投信残高ポイント0.005%)
5,SMTAMインド株式インデックス・オープン
新規設定日 2023年12月15日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 先物100%
純資産額 60億9200万円
信託報酬 税込0.308%
販売会社 SBI証券(投信残高ポイント0.05%)、マネックス証券(投信残高ポイント0.08%)、松井証券(投信残高ポイント0.1%)、auカブコム証券(投信残高ポイント0.005%)
6,auAM Nifty50インド株ファンド
新規設定日 2023年8月29日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 先物100%
純資産額 42億4900万円
信託報酬 税込0.297%(2023年11月8日、0.539%から0.4675%に引き下げ。2024年4月26日、0.4675%から引き下げ)
販売会社 SBI証券(投信残高ポイント0.05%)、楽天証券、マネックス証券(投信残高ポイント0.08%)、松井証券(投信残高ポイント0.1%)、auカブコム証券(投信残高ポイント0.005%)
7,(アムンディ・インデックスシリーズ)インド株
新規設定日 2024年6月28日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 不明
純資産額 新規設定前
信託報酬 税込0.2805%
販売会社 SBI証券(投信残高ポイント0.05%見込)、マネックス証券(投信残高ポイント0.08%見込)
新規設定日 2024年6月28日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 不明
純資産額 新規設定前
信託報酬 税込0.2805%
販売会社 SBI証券(投信残高ポイント0.05%見込)、マネックス証券(投信残高ポイント0.08%見込)
1,ベンチマークは、SBIとiFree以外はNifty50の先物100%運用(アムンディは第1回月次報告書が開示されるまで不明だが、おそらく先物100%運用であると思われる)。
Nifty50ファンド(SBI以外の全てのファンド)のうち、現物株を組み入れているのはiFreeだけです。というのは、インド株ファンドは先物100%運用がおそらく最適解だからです(詳細は、下記記事をご覧ください)。https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/05/ifreenext10030.html
iFreeは元々先物100%運用でしたが、2023年12月から現物株の組入を開始して徐々に現物運用を増やし、現在は現物72.8%、先物27.1%です。
この点、iFreeは、2024年1月8日付けで「インド株式現物組⼊開始について及びFAQ回答集」と題するレポートを公表し、投資対象(先物、現物、ETF)ごとのメリット・デメリットを整理しています。
先物は決済期限(=限月)が定められているため、限月が到来した先物を次の先物に乗り換える作業(=ロールオーバー)を繰り返さなければなりません。問題は、先物価格は限月までの価格変動に対する期待値によって増減するため、ロールオーバーをすればするほど指数と乖離しやすくなるという点です。
この点について、iFreeは、日々のポジション調整は先物を利用することで現物株の売買コストを抑制し、売却が想定されない部分は現物株を継続保有することで指数との乖離を抑制することができるとしています。
ただ、iFreeの新規設定日は2023年3月13日であり、1年で純資産額1000億円まで急増したことを考えると、暴落時の急激な資金流出リスクによって現物部分を売却しなければならない事態にならないかが心配になります。
2,純資産額は、1334億円のiFreeが他を圧倒している。しかし、首位のiFreeも新規設定(2023.3.13)から1年にすぎず、どのファンドにも純資産額を集めることができる可能性がある。
3,信託報酬は、0.2805%のアムンディが最安。
※SBIは、投資対象のETFの経費率が0.4%もあるため、信託報酬の引き下げ余地はない。
この点について、iFreeは、日々のポジション調整は先物を利用することで現物株の売買コストを抑制し、売却が想定されない部分は現物株を継続保有することで指数との乖離を抑制することができるとしています。
ただ、iFreeの新規設定日は2023年3月13日であり、1年で純資産額1000億円まで急増したことを考えると、暴落時の急激な資金流出リスクによって現物部分を売却しなければならない事態にならないかが心配になります。
2,純資産額は、1334億円のiFreeが他を圧倒している。しかし、首位のiFreeも新規設定(2023.3.13)から1年にすぎず、どのファンドにも純資産額を集めることができる可能性がある。
3,信託報酬は、0.2805%のアムンディが最安。
※SBIは、投資対象のETFの経費率が0.4%もあるため、信託報酬の引き下げ余地はない。
4,投信残高ポイント考慮後の信託報酬は、0.197%(松井証券保有時)のauが最安。松井証券の投信残高ポイントの破壊力が凄まじい。
①au(0.197%)※松井証券保有時
①au(0.197%)※松井証券保有時
②SMTAM(0.208%)※松井証券保有時
②楽天(0.208%)※松井証券保有時
④アムンディ(0.2305%)※SBI証券保有時(松井証券で販売されたとしたら0.1905%)
④アムンディ(0.2305%)※SBI証券保有時(松井証券で販売されたとしたら0.1905%)
⑤eMAXIS(0.28%)※松井証券保有時
⑥iFree(0.293%)※松井証券保有時
⑦SBI(0.4418%)※SBI証券保有時
5,各ファンドのリターンは、次のとおり。
※運用コストや指数との乖離率は全て基準価額の騰落率に帰結するため、最終的なファンドの優劣はリターンで判断するしかない。
au 1週間(-0.72%)、1か月(6.24%)、3か月(7.80%)、6か月(16.81%)
SMTAM 1週間(-0.73%)、1か月(6.22%)、3か月(7.81%)
eMAXIS 1週間(-0.71%)、1か月(6.22%)、3か月(7.53%)
iFree 1週間(-0.21%)、1か月(6.61%)、3か月(9.09%)、6か月(18.57%)、1年(36.36%)
SBI 1週間(-0.99%)、1か月(5.42%)、3か月(8.91%)、6か月(16.99%)
6,感想
リターンを見ると、iFreeが突出して優れています。iFreeが先物運用を減らして現物運用を増やす方向に舵を切ったのは2023年12月です。先物運用はロールオーバーすればするほど指数と乖離する宿命にあるため、現物運用を増やしたことがリターン向上に影響しているのかもしれません。
⑥iFree(0.293%)※松井証券保有時
⑦SBI(0.4418%)※SBI証券保有時
5,各ファンドのリターンは、次のとおり。
※運用コストや指数との乖離率は全て基準価額の騰落率に帰結するため、最終的なファンドの優劣はリターンで判断するしかない。
au 1週間(-0.72%)、1か月(6.24%)、3か月(7.80%)、6か月(16.81%)
SMTAM 1週間(-0.73%)、1か月(6.22%)、3か月(7.81%)
eMAXIS 1週間(-0.71%)、1か月(6.22%)、3か月(7.53%)
iFree 1週間(-0.21%)、1か月(6.61%)、3か月(9.09%)、6か月(18.57%)、1年(36.36%)
SBI 1週間(-0.99%)、1か月(5.42%)、3か月(8.91%)、6か月(16.99%)
6,感想
リターンを見ると、iFreeが突出して優れています。iFreeが先物運用を減らして現物運用を増やす方向に舵を切ったのは2023年12月です。先物運用はロールオーバーすればするほど指数と乖離する宿命にあるため、現物運用を増やしたことがリターン向上に影響しているのかもしれません。
私は、インド株インデックスファンドを買うのであればSMTAMが良いと考えていましたが、リターンにこれほどの差が出てしまうと、純資産額が桁違いに多いiFreeが魅力的に思えてきます。
たわら男爵さんはインド株を買われているのでしょうか?
返信削除私は、たわら先進国を買っていて、もうインド株はいいかなと思っています。
たわら先進国株の基準価額が33367になってきましたね。投資利益がどんどん増えて嬉しいです。(以前、投資利益が1000万以上になったと書いた者です)
本当は老後資金にするつもりでしたが売却が勿体なくなってきたので、老後の精神安定剤として、そのまま投資利益を眺めていこうかなと思っています(笑)
コメントありがとうございます。
返信削除>たわら男爵さんはインド株を買われているのでしょうか?
全く購入していません。
>本当は老後資金にするつもりでしたが売却が勿体なくなってきたので、老後の精神安定剤として、そのまま投資利益を眺めていこうかなと思っています
私も、たわら先進国株を人生のお守りにしようと思っています。