楽天SCHD、500億円に到達

米国ETFの「Schwab US Dividend Equity ETF」（SCHD）を買うだけファンドである「楽天・高配当株式・米国ファンド（四半期決算型）」の純資産額が、2024年11月5日、500億円に到達しました。

楽天SCHDの詳細は、下記記事をご覧ください。
【参考】
●楽天SCHD、9/18に新規設定
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2024/08/schd918.html

SCHDは日本の証券会社では買えませんので、自分では買えないSCHDを代わりに買ってもらう点が楽天SCHDの最大の魅力になります。

これが人気を博し、次のとおり凄まじい勢いで資金が流入しています。


新規設定日　9/18

楽天証券の取扱日　9/27

30億円に到達　10/1（46億7200万円）

100億円に到達　10/3（105億6900万円）

200億円に到達　10/15（210億4200万円）

300億円に到達　10/22（305億6700万円）

400億円に到達　10/28（406億2100万円）

500億円に到達　11/5（500億4500万円）

販売会社は楽天証券だけですが、信託報酬が安すぎて販売会社が取り扱いたいと思えない楽天プラスシリーズとは違い、いずれSBI証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券でも買えるようになることでしょう。

しかし、買う側としては、SCHDの経費率（現在は0.06％）が引き下げられればそれに連動して実質信託報酬も引き下げられることになるものの、固有の信託報酬である税抜0.12％の部分が引き下げられることはないことを覚悟して買うべきです。

というのは、楽天投信投資顧問は、楽天VTIや楽天VTを2017年9月に新規設定して以来、米国ETFを買うだけファンドの信託報酬を一律に税抜0.12％としたままで、引き下げた実績がこれまで一度もないからです。

また、SBIアセットが二匹目のドジョウを狙って税抜0.058％でSCHDを買うだけファンドを出してくると予想します。

楽天SCHDとしては、SBIアセットが類似ファンドを出すまでの間にどれだけ多くの純資産額を積み上げられることができるかが勝負です。

トランプが大統領選挙で勝利したことで、短期的には円安と株高が進行しています。

楽天SCHDも円安と株高の恩恵を受け、短期的には今よりも純資産額が増加するペースが早まることでしょう。

とはいえ、安倍元総理のことを「私とアメリカの真の友人」「親友だった」と呼ぶトランプと安倍元総理の政敵だった石破総理がうまくやれるとは到底思えませんし、トランプが自国にとって不利な円安を看過するとも思えず、かつてのアベトランプ相場の再来は期待できないでしょう。

自民党が石破総裁を選んだことで議席を失って少数与党に転落したことは自業自得ですが、国益も失いそうであることに言い知れぬ恐怖を感じています。