「たわらノーロード全世界株式」は、2025年1月16日、信託報酬を0.1133%から0.10989%に引き下げます。
リリースが出ています。
https://www.am-one.co.jp/fund/images/free_up_text/804/20250106_oshirase.pdf
スリムオルカンは0.05775%、楽天プラスオールカントリーは0.0561%ですので、今回のたわら全世界株の信託報酬の引き下げにニュース価値はあるのかと疑問に思った人もいるかもしれません。
まずは下記画像をご覧ください。
信託報酬の引き下げの際に販売会社報酬を維持する手法は、たわら先進国株についても同様です。
SBI証券の投信残高ポイントを確認してみます。
1,たわら先進国株 0.05%
2,ニッセイ外国株 0.0351%
3,スリム先進国株 0.0349%
SBI証券の投信残高ポイントの付与率は運用会社報酬(税抜)と同率ですので、上記3ファンドの信託報酬は同率であるにもかかわらずたわら先進国株が突出して販売会社報酬を高くしていることが分かります。
たわら先進国株が販売会社報酬を高くしている理由は、地方の証券会社、銀行、労金、信用金庫、信用組合にまで販売網を広げているからです。そのおかげで、ネット証券会社に縁のない全国津々浦々の多くの人が超低コストでインデックス投資をすることができるようになったわけですから、たわら先進国株を旗艦ファンドとするたわらノーロードシリーズの功績は極めて大きいと考えます。
たわら全世界株の純資産額は、917億2000万円です。今回の信託報酬の引き下げは、1000億円の大台に向けた大きな一歩となりそうです。
質問があります。
返信削除アメリカはイノベーションが常に起きており、金融的にも軍事的にも最強の国だからアメリカ株だけが良いという人がネットでは多いですよね。
ただ、株式のリターンはそんな単純なものではないと思うのですが、男爵さんはどのようにお考えですか。
個人的には、先進国は株式市場のルールにきちんと従う(新興国はルールを遵守してない、もしくは不透明な国が多い)と思っているので、男爵さんと同じく広く分散された先進国株が最適解だと思っています。
コメントありがとうございます。
返信削除>アメリカはイノベーションが常に起きており、金融的にも軍事的にも最強の国だからアメリカ株だけが良いという人がネットでは多い
今は確かにそうでしょうが、40年前は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」だったわけですから、40年後50年後にアメリカがどうなっているかは誰にも分からないと考えています。
1月24日時点でたわらノーロード全世界株式の純資産が1000億円を超えました。
返信削除オルカン(eMaxis Slim全世界株式(オールカントリー))が、急に純資産を伸ばし、長期投資家の割合が相対的に減り、相場次第で狼狽売りやら利益確定する人が多くなってと嫌だと思っています。
男爵様は、
オルカンと比べて
ゆっくり純資産を伸ばし1000億円を超えた、たわらノーロード全世界株式に投資しても良いと思われますか?
ご教示いただけますと幸いです。
コメントありがとうございます。
返信削除>たわらノーロード全世界株式の純資産が1000億円を超えました
先進国株、日経225に続き、3本目の1000億円到達ファンドになりましたね。
>たわらノーロード全世界株式に投資しても良いと思われますか?
全世界株ファンドが欲しいのであれば、スリムオルカン一択です。
スリムオルカンは資金流入額が桁違いに多いので、資金流出があったとしても資金流入額と相殺されて大した悪影響はないでしょうし、大暴落で資金流出入額がマイナスになったとしても莫大な純資産額があるため、運用成績への悪影響を心配する必要はないと思っています。
なお、たわら全世界株は、スリムオルカンが買えない地銀、労金、信金、信組の顧客が買っているのでしょうね。