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2025年1月3日金曜日

ベンツE450ワゴンは「上がりの車」

私は、2023年11月、ベンツE450ステーションワゴン(5代目後期型)の認定中古車を購入しました。
【参考】
●ベンツ「E450 4MATIC ステーションワゴン エクスクルーシブ」を買いました
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/12/e450-4matic.html


そこから1年が経過しましたので、ベンツE450ワゴンでのカーライフを振り返ってみます。


E450ワゴン(5代目後期型)の購入価格は、コミコミ998万円(税、ドラレコ、ボディ・ホイールコーティング、モール保護フィルム、延長保証費用など全て込み)でした。998万円はE250ワゴン(4代目後期型。新車購入から9年2か月、走行距離は22万6000㎞)の下取価格30万円を差し引いた後の金額(下取価格を考慮しなければ1028万円)です。

新車登録から1年、走行距離750㎞ほどの認定中古車です。


私は、ベンツB170、C200ワゴン、E250ワゴン(4代目後期型)と新車を乗り継いできましたが、E250ワゴンを購入後、BクラスやCクラスとは隔絶した乗り心地の良さに感動し、E250ワゴンを乗り潰した後はエアサスが搭載されたEクラスワゴンに買い替えて乗り潰そうと思って2023年8月にE250ワゴンの9年目の車検を通しました。しかし、その3か月後、地元のヤナセにE450ワゴン(5代目後期型)の認定中古車が入荷されたことを知りました。

ベンツのステーションワゴンには後輪限定でエアサスが搭載されていますが、これは荷重調整のためであり、乗り心地向上のためのエアサスが全輪に搭載されているのはEクラスの上位モデルとSクラスだけです。また、2018年3月に20年ぶりにSクラスに直列6気筒エンジンが搭載され、2020年9月にはE450(Eクラスの最上位モデル)にも搭載されたことで、E450ワゴンは全輪エアサスかつ直列6気筒エンジンが搭載された唯一無二の最高級ワゴンになりました(ベンツの最上級モデルは「Sクラス」ですが、Sクラスにはステーションワゴンの設定はありません)。

しかし、5代目Eクラスがマイナーチェンジされた2020年9月当時は、コロナ禍とウクライナ侵攻によって自動車部品(特に半導体)が供給不足になる「新車が買えない時代」に突入していました。E450ワゴンもそのあおりを受け、2021年9月発売モデル(2021年9月~2022年10月。2020年9月のマイナーチェンジ時はランフラットタイヤが標準装備だったが、2021年9月発売モデルからノーマルタイヤに変更)で終売になりました。E250ワゴンの9年目の車検を通した2023年8月の時点では既にE450ワゴンを買うことができなかったので、「E250ワゴンにはあと4年ほど乗って、2024年発売予定の新型(6代目)がマイナーチェンジされたら新車で買おう」と思っていたのです。ただ、新型Eクラスは全幅が1850㎜から1880㎜に拡大することが判明し、新型への乗り替えにはかなりの勇気が必要になってしまいました。地元のヤナセにE450ワゴンの認定中古車が入荷されたことを知ったのは、そのようなタイミングでした。

3か月前には23万円かけて車検を通し、1年前にはエアサス交換20万円、ブレーキパッド・ブレーキデスク交換16万円、タイヤ交換17万円といったお金をかけてE250ワゴンを乗り潰す気満々だっただけに、正直に言えばこのタイミング(新車購入から満9年)での買い替えは迷ったものの、実車の状態が極上で新車同然だったこと、ランフラットタイヤではなくノーマルタイヤだったこと、半導体不足による装備削除がされておらずフル装備だったこと(ARナビ、ヘッドアップディスプレイ、パワーシート、シートベンチレーション、アンビエントライト、フットトランクオープナーなど当時よく削除されていた装備が全て揃っていました)で欲しい気持ちがマックスになり、全幅が1880㎜になった新型Eクラスには乗りたくないという気持ちに押されてE450ワゴンを購入することにしました。


それから1年がたち、私のE450ワゴン(5代目後期型)の走行距離は2万9000㎞を超えました。

E250ワゴン(4代目後期型)との違いは、次のとおりです。


1,全輪エアサス直列6気筒エンジンのおかげで、静かでなめらかな極上の乗り心地(=重たいローラーで道路を均しながら進んでいくようなドライブフィール)が実現されている。


2,直列6気筒エンジンとISGのおかげで、発進・加速時にもたつきのない力強い加速感が実現されている。

※バッテリーを傷めないようにアイドリングストップは手動でオフにしていますが、アイドリングストップの作動・解除が静かでなめらかすぎて、アイドリングストップがオンなのかオフなのかが体感では全く分かりません(停車状態からエンジンが始動する際の「ブルッン」という感じがほぼしません)。


「E450 4MATIC エクスクルーシブ」には新たに、コンパクトな3リッター直列6気筒ガソリンエンジン「M256」とともに、「ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)」、 「48V(ボルト)電気システム」などの新技術を搭載することにより、効率性、快適性、高性能化を同時に実現しています。エンジン単体で最高出力367PS(270kW)、 最大トルク500N・mを発生させ、さらに、エンジンとトランスミッションの間に配置された、 最高出力22PS(16kW) 、最大トルク250N・mを発生する電気モーター「ISG」と、 「48V電気システム」により、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電します。エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と、力強い加速を実現します。スターターが、従来より高出力な電気モーターとなることで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスタートおよびアイドリングストップの際の再スタートの快適性を向上しました。さらに、このモーターはシフトチェンジ時にも使用され、 エンジンが理想的回転数に達するまでの時間を最小限に抑えるためのアシストも行います。これによりシフトチェンジに必要な時間が短縮され、スムーズでタイムラグの少ないシフトチェンジを実現します。

3,E250で頻繁に感じた「揺さぶられ感」(段差を通過する際、車体が左右に揺さぶられて内臓がシェイクされるような感覚)が一切感じられない。


4,進化したACC(①前方の停止車両を認識して停車する、②停車後30秒以内に前車が発進すると自動発進する)が超絶に便利。

※運転手がハンドルを握っているかどうかの判定方法がトルク感応式(=ハンドル操作が一定時間ないと警告表示)から静電容量(=ハンドルを一定時間離していると警告表示)に変更されたことで、直進走行時にハンドルをわざと少し動かす手間が不要になったのは便利。


5,全輪駆動のため、特にウェット路面での安心感(=スリップを恐れずに済む)が半端ない。

※東名高速道路をよく利用しますが、元々ついていた認証タイヤでは道路端にたまっている水たまり通過時に足をとられてヒヤッとするときもありましたが、タイヤをミシュランのPS5に交換してからはそのようなこともなくなりました。


6,シートベンチレーション(運転席と助手席の背もたれと座面に空いた無数の穴から空気を吸い取ることで冷たく感じさせる機能)が実に快適。

※ベンツには、E450とSクラスにしかシートベンチレーションの設定がありません。


7,燃料タンク容量が80ℓから66ℓに減ったことで、週1ペースでガソリンスタンドに行かなければならなくなった。総排気量が1991ccから2996ccに増え、後輪駆動から全輪駆動になったことも燃費に悪影響を及ぼしているものと思われる。

※E250ワゴンは満タンでほぼ1000㎞でしたが、E450ワゴンは650㎞程度なのがツラいです。


8,ジョグダイヤルが廃止されてタッチパッドになったが、右ハンドルだと左手で字を書かねばならず、実用性は皆無。ただし、音声認識機能が超絶進化しており、口頭指示でナビの目的地設定までできるのが便利。


9,運転席足下の収納スペースがなくなり、センターコンソールボックスと助手席前のグローブボックスが狭くなった。

※E250ワゴンでは、運転席足下にケースに入れたサングラス、センターコンソールにボトル容器に入ったガム、グローブボックスに車検証入れをそれぞれ収納できたのですが、E450ワゴンでは全てダメになりました。特にグローブボックスに車検証入れが入らないのが痛いです。仕方がないので、トランク下(昔だったらテンパータイヤが入っていたスペース)に入れています。


10,テンパータイヤが標準装備されておらず、別途購入したとしてもトランク下に収納スペースがない。

※タイヤがパンクしたとき、テンパータイヤがあれば自力走行してコストコ(パンク修理が永久無料)に行き、コストコで修理不可能と言われたらヤナセに自力走行することができたのですが、テンパータイヤがないとヤナセにレッカー移動してヤナセで有料修理を試み、修理不能だったらヤナセでタイヤを買うという選択肢しかなくなります(コストコにもヤナセにもタイヤの在庫はありませんが、ヤナセだと市内の提携店に当日用意させて当日交換するという荒業が使えますし、もし当日用意できなくても代車の無料提供を受けることができます)。



このように幾つか不満点はあるものの(特に燃料タンク容量の少なさとグローブボックスに車検証入れが入らない点は非常に残念ですし、テンパータイヤがないのは不安です)、それらを除けば、乗り心地、サイズ、内外装、装備の全てで満足しています。運転席に座ると、座り心地が良いシート、高い質感の内装、ボンネットに屹立するスリーポインテッドスター、上質な乗り心地が全身を包み込み、「いい車に乗っているなぁ」という思いで心が満たされます。

 私は、自動車の試乗動画や記事を見るのがとても楽しみだったのですが、E450ワゴンを買って以降は以前ほど楽しめなくなっていました。気が付いたら自動車趣味から解脱してしまっていたわけで、E450ワゴンは「上がりの車」なのかもしれません。


8 件のコメント:

  1. 私は資産形成中の都内住みの30代です。車は持っていませんが、街中やマンションの地下駐車場からカッコいい車が出てくるのを見るととても魅了されます。資産形成の目処が立ったら車を購入して乗ってみたいと思います。

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  2. コメントありがとうございます。

    >資産形成の目処が立ったら車を購入して乗ってみたいと思います。

    何か目標がないと頑張れませんので、いいかもしれませんね。

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  3. ミネルバの梟は飛び立った ですかね 
     機械式腕時計を数年おきに購入しております  眺めながら酒が飲めます
     資産額を確認してもポジティブになれないですが 腕時計は癒されます

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  4. 全然関係ない話で恐縮ですが、男爵様のご両親は認知症については心配ないでしょうか。

    我が家は父親が認知症がどんどん進んでおり、家事もやりたがるがめちゃくちゃ、買い物もメモを持ってるのにほぼ毎回間違える、ネットでいらないものを複数買うなど、本当に地獄です。私がうつ状態になっています。

    現状、デイサービスに週数回通わせていますが、要介護度が上がればすぐにでも施設に預けたいです。ただ、金銭的な問題もあります。

    何か少しでも私のような家族の負担が減るようなアドバイスがあれば、ぜひいただけると嬉しいです。

    むちゃなお願いで申し訳ありません。

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  5. コメントありがとうございます。

    >機械式腕時計を数年おきに購入しております

    私も20年ほど前、無性にロレックスが欲しくなった時期があります。
    試しにセイコー5を買ってみたのですが、常時装着しないとすぐに止まるし、時間合わせをしてもすぐにずれるし、という面倒さで自分には向かないと感じたことを思い出しました。

    >男爵様のご両親は認知症については心配ないでしょうか。

    現時点では心配ありません。
    ただ、父親が耳が遠くなったのに補聴器を嫌がってテレビを大音量でかけていて困っています。
    年寄りは基本的に人の言うことを聞きませんよね。

    >現状、デイサービスに週数回通わせていますが、要介護度が上がればすぐにでも施設に預けたいです。

    デイサービスを拒否されるとどうしようもなく悲惨になりますので、素直に通ってくれててよかったと思ったほうが気持ちが楽になると思います。

    >何か少しでも私のような家族の負担が減るようなアドバイスがあれば、ぜひいただけると嬉しいです。

    福祉サービスの助けを借りられるだけ目いっぱい借りることしか思いつきません。
    幼児であれば、そもそも見た目がかわいいし、徐々にできることが増えていく喜びがありますが、年寄りだと徐々にできないことが増えていく悲しさしかないのがつらいところですが、自分を含めて誰もが通る道だと割り切るしかないのかもしれません。

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  6. 車の投稿楽しみにしています。幅1,800以下だとどのような車をおすすめされますか。

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  7. コメントありがとうございます。

    >幅1,800以下だとどのような車をおすすめされますか。

    私のE450ワゴンが1850㎜、妻のA3ハッチバックが1785㎜です。
    A3は新車登録後4年(未使用車で購入後3年)です。今年の12月に5年目の車検を迎えます。走行距離は3万5000㎞ほどで、何も不満はありませんので車検を通すつもりですが、全幅1800㎜以車は候補車として目に入ります。

    ということで、せっかくリクエストいただいたことですし、全幅1800㎜以下の車で良さそうなものを考えてみます。

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  8. よろしくお願いします

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