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【先頭固定】誰でもできる超カンタン投資術(2026.1)

本稿は、当ブログ(「 たわら男爵のインデックスファンド投資術 」)及び旧ブログ(「 40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ 」)の集大成として、何らの知識がなくても実践できる資産形成の具体的なやり方をお伝えするものです(この記事の後で カテゴリ ...

2026年5月18日月曜日

個人向け国債変動10、利率が1.67%に

財務省は、2026年6月15日発行日(募集期間5/14~5/29)の個人向け国債変動10の適用利率を公表しました。

なんと1.67%です。


個人向け国債変動10は「国債」(国に対する貸付金)ですので、日本国が破綻しない限り金額の上限なく元本保証されます。

これに対し、銀行預金だと、銀行が破綻したときの補償額は1000万円が限度であり、1000万円を超える金額は補償されません。

そのため、無リスク資産が1000万円以上ある人は、銀行預金であれば銀行破綻リスクを避けるために預け先を分散させる必要があるところ、個人向け国債変動10であればそのような心配をすることなくひたすら個人向け国債変動10を買い増していけばよいので、非常に楽です。


ところで、国債はリスク資産ですが、その最大のリスクは金利上昇時のリスクです。


金利上昇時のリスク・その1は、金利が上昇した場合、固定金利であれば満期日まで低い金利が強制されるため、金利上昇メリットを得られなくなるという点です。

しかし、個人向け国債3種類(固定金利型10年満期、固定金利型5年満期、変動金利型10年満期)のうち最後の「変動10」であれば実勢金利に応じて半年ごとに適用利率が見直されるため、金利上昇メリットを獲得することができます。


金利上昇時のリスク・その2は、金利が上昇した場合、固定金利だと元本割れするという点です。

たしかに、満期まで保有すれば元本100%が償還されます。しかし、その元本は低い固定金利でずっと拘束されるため、元本の実質価値は目減りします。

たとえば、2025年3月に適用金利2.65%の30年物国債を3億8000万円で買ったとすると、確かに毎年2.65%の利子をもらいつつ30年後には3億8000万円の元本が返ってきます。しかし、適用金利2.65%の国債購入後に金利が上昇すれば、新しく発行される国債の適用金利もまた上昇することになります(金利が上昇したのに国債の適用金利が上昇しなければ、新規発行国債を購入する人がいなくなるためです)。新規発行時の適用金利がその時々の金利に影響される結果として、国債の市場には様々な適用金利の国債が売られています。適用金利4.0%の国債と適用金利2.65%の国債が売られていたとき、同じ値段だとしたら誰もがもらえる利子が多い適用金利4.0%の国債を買います。そのため、適用金利2.65%の国債を売りたい人は、適用金利4.0%の国債との差額の利子相当額を値引きしなければなりません。

このように国債購入後に金利が上昇すると、市場で売却したときに元本割れすることになります。だったら満期日まで保有継続すれば元本100%が返ってくるから損はしないのではと思うかもしれませんが、2.65%のリターンが得られる3億8000万円は、4.0%のリターンが得られる2億5175万円と等しい価値しかありません。これが元本の実質価値が目減りするという意味です。


これに対し、個人向け国債は、1年経過後の中途換金が認められています。国が元本100%で買い取ってくれるため、元本割れすることはありません(もっとも、直近1年分の利子相当額が天引きされるというペナルティはあります)。


さて、2025年4月に3億8000万円の個人向け国債変動10を中途換金して、適用利率2.65%の30年物国債を購入した人がいます。「mushoku2006」さんです。

http://blog.livedoor.jp/mushoku2006/archives/51293740.html


2026年4月15日の東京債券市場において、30年物国債の利回りが発行史上初めて4.0%を超えました。

mushoku2006さんによれば、4月14日時点の含み損は8962万円であり、4月15日のマーケットの結果が反映されれば含み損は1億円を超えると自己予想しています。

http://blog.livedoor.jp/mushoku2006/archives/51297921.html


mushoku2006さんが当ブログに登場するのはおよそ3年ぶりです。
【参考】
●守銭奴型のFIREでは人生がつまらない(山崎元)
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/07/fire.html


3年前(2023.5.16)のたわら先進国株の基準価額は、22863円でした。

たわら先進国株の最新の基準価額は47553円ですので、2.08倍に増えたことになります。mushoku2006さんがもし3年前、3億8000万円でたわら先進国株を買っていたとしたら、今では7億9000万円になっていたことを思うと、アクティブ投資の難しさが心にしみます。


12 件のコメント:

  1. 諸事情によりマル優、特別マル優の枠が使えるようになったので国債を買おうとちょうど検討してましたが、
    SBI証券をはじめとして何処も概ね都度の電話注文+書類提出が必要みたいですね。
    一旦枠の証明さえできればネット注文で毎月国債積立でも出来れば楽と思ったのですが、そうもいかないようです。

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  2. 初めてコメントします。
    投資初心者です。
    巷ではスペックXやオープンAIなどが上場してNASDAQに組み込まれるのも秒読みと盛り上がっています。たわら男爵さんはこの相場をどの様にみますか?
    またNASDAQ100やFANGなどハイテク株中心のスポット購入は考えていますか?

    返信削除
  3. 株価が下がって配当利回りが上がった銘柄をナンピン買い増しする
    代わりにインデックスファンドや上昇している銘柄を売る
    こういう人が多い
    花を切り雑草に水をやるような行為であり愚の骨頂だが、人間脳が本能で投資をするとこういう間違いを犯す

    某氏は人生逃げ切り用キャッシュフロー(+親の高齢者施設費用)の為に、個人向け国債変動10を手放し超長期国債に乗り換えてしまった
    そして、さらに今後のクーポン収入も超長期国債のナンピンに充てるという

    30年物国債の利回りは早晩5%台に到達すると思う
    その時、某氏の含み損は5割に近付くだろう
    30年後に償還される元本3億の実質価値は現在価値に直すと1億くらい
    どう考えても個人向け国債変動10を30年間持ち続けたほうが有利だ

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  4. このブログの方は、(今は)使いきれないほどの債券利息がある(税引後年760万円)とのことみたいですね。

    ただ今後も続くであろうインフレや、この方(現在56才)の19年後、75才からは金融所得に応じて健康保険料が加算されるし、19年後と言わずその前に65才くらいに適用が前倒されるのでは?とも感じるし、結局のところ、元本と利息を綺麗に使い切って幕を閉じるような気がします。

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  5. コメントありがとうございます。

    >マル優、特別マル優の枠が使えるようになったので国債を買おうとちょうど検討してました

    国債は、中途換金時に元本保証がある個人向け国債を除きリスク資産ですので、特別マル優が利用できたとしても私は買いたいとは思えません。
    個人向け国債変動10を特別マル優で買うのはアリだと思いますが、枠が350万円しかないため、得になるのは毎月1000円程度です。書類提出の手間を考えると、満期まで中途解約せずに塩漬けにしておくのであれば利用したほうがよいと思います。

    >たわら男爵さんはこの相場をどの様にみますか?

    全く分かりません。

    >NASDAQ100やFANGなどハイテク株中心のスポット購入は考えていますか?

    全く考えていません。

    >どう考えても個人向け国債変動10を30年間持ち続けたほうが有利だ

    今のような超低金利時代をようやく脱しようとしている時代に30年物国債を買うのは、非常にまずい選択だですよね。
    もしmushoku2006さんが個人向け国債変動10を1億円買って、残りの2億8000万円でたわら先進国株を買っていれば、何もストレスなくリタイア生活を送れたことを思うと残念です。

    >今後も続くであろうインフレや、この方(現在56才)の19年後、75才からは金融所得に応じて健康保険料が加算されるし、19年後と言わずその前に65才くらいに適用が前倒されるのでは?とも感じる

    mushoku2006さんは、30年物国債の満期が到来する85歳の時点で正常な判断能力を保持している前提でいますが、もっと前の段階で心か頭かその両方が衰えて施設入所が必要になると思います。
    そして、その時点の物価や金利は今よりも上がっているでしょうから、インフレと金利上昇のダブルパンチによって今の3億8000万円がどれくらい残っているのかと考えると、せっかく十分な資産形成に成功したのにその恩恵を得られないまま死んでいくことになりそうで、残念でなりません。

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  6. 他人様が大儲けしようが大損しようが外部の人間には無関係なのを承知の上で、本件から教訓を得るとすれば、
    「卵を一つの籠に盛るな」ですね。

    個人的には毎日の食事がインスタントラーメン2袋と茹で卵8個(もちろん賞味期限切れ)の方が心配です。

    返信削除
  7. コメントありがとうございます。

    >個人的には毎日の食事がインスタントラーメン2袋と茹で卵8個(もちろん賞味期限切れ)の方が心配です。

    新鮮な野菜を食べなければダメですよね。

    返信削除
  8. 男爵様
    いつも面白い記事ありがとうございます。

    自分はSBI証券をメインとしていて、メインポイントはVポイントにしてい、投信マイレージでもらったVポイントをWAON POINTに交換して、20日にウエル活しております。

    これで結構お得にポイ活していると感じています。
    男爵様も同様でしょうか?

    さて、男爵様のサイトのコメント書き込み欄が、5-6行しか
    表示されず、長文コメントを記載しづらいです・・・。
    こちらはなんとかなりませんでしょうか?

    返信削除
  9. 最近の金利の上昇で新窓販国債も悪くないなと感じてます。ご意見いただければ幸いです。

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  10. 件のブログの方 子供さんがいないですし 図書館通いで大変な量の書物を読んでおられるようです それだけでただただ羨ましいかもです 
     金利が上がると手持ちの債権の価値が下がるというのが 感覚として把握でき無かったですね 投資始めた頃  
     無リスク資産で10年は絶対使わないある程度の額は 今後金利動向次第で新窓販10年もありかなとも思うのですが やはりそれなら たわら先進国を全額の方が良いですよね 
     男爵による 新窓販国債の解説 待ってます  なぜこんなに色々個人向け国債があるのか 間違いなく国家による詐欺なのか 全て疑います  A Iさえ嘘が多いです
     

    返信削除
  11. この方の長期債投資の顛末を読みながら、「航路を守れ」は箴言ですが実行は難しい事を実感しました。
    私も食生活がひっかかります。肉や魚の良質なタンパク質や、乳製品をしっかり摂らないと、筋肉や骨が弱くなるので。

    金や銀が上昇した時、金や銀のETFを購入したブロガーさんが何人も居ましたが、最近はどなたも記事にしませんね。
    あの時男爵さんは購入なさらなくて、流石だなと思ったんです。

    返信削除
  12. コメントありがとうございます。

    >自分はSBI証券をメインとしていて、メインポイントはVポイントにしてい、投信マイレージでもらったVポイントをWAON POINTに交換して、20日にウエル活しております。

    私も同じようにしています。

    >男爵様のサイトのコメント書き込み欄が、5-6行しか
    表示されず、長文コメントを記載しづらいです

    当ブログはGoogleが無料提供しているテンプレを利用しているため、私にはどうにもなりません。

    私が返信する際も同じコメント欄を利用していますが、不便には感じていません。私はパソコンからしかコメントをしていませんので、スマホとは仕様が違うのかもしれません。

    >最近の金利の上昇で新窓販国債も悪くないなと感じてます。

    私が中学生の頃、パス通学をしていました。大通り沿いに証券会社があり、そのウインドウにMMFだったと思いますが、その利率が大きく掲示されていました。時代はバブル真っ最中。見るたびに利率が大きく上昇し、確か6%や7%の数字を見たような記憶があります。
    その時代を経験した身からすると、今の国債の利率など会ってないようなものに感じます。30年も拘束される代償としては小さすぎます。

    >男爵による 新窓販国債の解説 待ってます

    国債はリスク資産として全く魅力を感じませんので、検討しようという気持ちになれません。
    金利が上昇するかしないかに関係なく、リスク資産はたわら先進国株、無リスク資産は預金と個人向け国債変動10にするのがストレスなく済むのかなと思っています。

    >この方の長期債投資の顛末を読みながら、「航路を守れ」は箴言ですが実行は難しい事を実感しました。

    mushoku2006さんはアクティブ投資家ですから、そもそも守るべき航路はありません。
    ただ、アクティブ投資は座礁したり沈没したりするリスクがあります。投資方法がそういうリスクをとるものですので仕方がないといえば仕方がないことですが、我々が資産形成で成功するためには死屍累々たるアクティブ投資家のしかばねを超えていくことが不可欠であることを考えると、ありがたい限りです。

    >金や銀が上昇した時、金や銀のETFを購入したブロガーさんが何人も居ました

    金はまだまだ高値圏内です。3月3日の29969円(史上最高値)と比べると最新の25664円は確かに見劣りしますが、昨年の12月24日に25015円を記録したことを考えると、まだまだ全然高いと言えます。

    >あの時男爵さんは購入なさらなくて、流石だなと思ったんです。

    ありがとうございます。
    私は純金積立をゼロにしたくて、税金のかからない範囲での売却を毎年していますが、売っても売っても全く減らないどころか、どんどん時価額が増えています。今見たら593万円(うち含み益489万円)でした。
    ちなみに、毎年の売却益が50万円を超えると課税されます。もうどうにもなりません。

    返信削除