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2023年10月27日金曜日

楽天証券、投信残高ポイントを限定復活も爆死の予感

楽天証券は、2022年4月1日、投資信託の保有残高×0.048%の投信残高ポイントを廃止しました。
【参考】
●楽天証券の投信保有ポイントが終了、さてどうする?
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-2336.html


改悪から1年半が経過した2023年10月27日、投信残高ポイントが限定復活しました。







※よろしければ、次の記事もご覧ください。

●楽天証券「楽天カード積立1%は変更しない」「新NISAシェア1位取りに行く」
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/10/1nisa1.html

●tsumiki証券、売却したらポイント対象外(2024年4月1日~)
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/10/tsumiki202441.html



ソースはこちら。

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20231027-06.html?l-id=pc_top_visitor_crsl__info_20231027-06

2023年10月27日(金)より、投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まる「投信残高ポイントプログラム」を開始いたします。対象となるファンドは、業界最低水準の運用コストを目指す以下のインデックスファンド2本です。

【対象ファンド】
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(信託報酬率:0.05775%)
楽天・S&P500インデックス・ファンド(信託報酬率:0.09372%)



気になるポイントの付与率ですが、税抜販売会社報酬と同率です。

もう気づいた人も多いと思いますが、SBI証券と全く同率です。ということは、スリムオールカントリーやスリムS&P500をSBI証券で保有しても全く同じだけのポイントがもらえるということになります。

これではスリムに勝つことはできません。


私は、楽天オールカントリーの新規設定を知ったとき、


●楽天オールカントリー、0.05775%で登場(10/27~)も爆死の予感
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/10/0057751027.html


●楽天オールカントリー、こうすればよかった
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/10/blog-post.html



という記事を書き、楽天オールカントリーがスリムオールカントリーに勝つための秘策を勝手に提言しました。

はっきり言いますが、税抜販売会社報酬と同率のポイントを付与したところでスリムには勝てません。SBI証券でスリムオールカントリーやスリムS&P500を保有することを上回る明白なお得さを提示することができて初めてスタートラインに立つことができるからです。


楽天グループは、これまで大量の楽天ポイントで客の頬を張って楽天経済圏に引きずり込むことで、成長を続けてきました。

しかし、楽天ポイントを配りたくても、楽天モバイルのせいで原資は既に枯渇しています。かつて行っていたポイント施策(楽天カード決済で1.0%、投信残高ポイント0.048%)を復活させようとしても、還元率を激減しないといけないという悲しい状況にあります(楽天カード決済で0.5%、投信残高ポイント0.0175%)。


楽天証券は「新NISA これで決まり!」と言っており、新NISA口座でこれらのファンドが定番ファンドになることを願っているのでしょうが、私にはそのような未来が到来するとは思えません。


4 件のコメント:

  1. NISA口座をSBIに移管するの面倒だけど楽天はポイント付かないしそろそろ重い腰を上げようかなと逡巡している既存顧客の引き止め策でしかないですよね
    むしろ楽天証券に留まる決意でいた人は悩ましいでしょう
    ポイント欲しさに楽天オルカン買うか、ポイント改悪の前科があるからポイント放棄して安心安全のスリムオルカン買うか。。。
    どちらにしてもずっとモヤモヤが続くと思います
    楽天全世界や楽天全米の受益者は置き去りですし
    私ならさっさと楽天は見限ってSBIに行きますね

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  2. 男爵様いつも面白い記事ありがとうございます。

    楽天証券の精一杯が、楽天オルカンと楽天SP500の販促だけとは・・・・。楽天VTIや、楽天VTはおいてきぼりですか。

    楽天カード決済積立1%が続いていたら、新NISAで王者になれたでしょうに。
    初めて証券会社を作る人にとって、なじみのある楽天カード
    でお得に積立、であれば楽天証券で新NISAが第一選択だったでしょうに。

    返信削除
  3. 初めまして。ぽたろうと申します。
    いつも楽しく拝見しています。
    「楽天オールカントリー」と「楽天S&P500」が「スリムオルカン」と戦うための方策を私も勝手に考えてみました。
    モバイル参入に端を発する現在の楽天の財務状況を鑑みるとお金のかかることは不可能でしょうから、残るはイメージ戦略しかないと思うので、それぞれ、以下のニックネームを付けてファンドのイメージを訴求してみてはと考えます。
    「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」のほうは、ファンドが山のように積みあがって、基準価額もどんどん高くなることを祈念して「マウンテン」
    「楽天・S&P500インデックス・ファンド」のほうは、楽天が日本で初めて開拓した分野の元祖ということを強調して「オリジン」
    というニックネームはどうでしょう。どちらも一般名詞です。
    二つ合わせて、楽天の「山(マウンテン)元(オリジン)インデックスファンド」と売り出せば、インパクトが大きいとおもうのですが・・・

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  4. コメントありがとうございます。

    >ポイント欲しさに楽天オルカン買うか

    法定書類の作成費用が投信残高ポイントを上回るでしょうから、全世界株ファンドが欲しい人はスリムオールカントリー一択だと思います。

    >楽天全世界や楽天全米の受益者は置き去りです
    >楽天VTIや、楽天VTはおいてきぼりですか

    超低コストでなくても魅力的だと思われているわけですから、それはそれで構わないと思っています。

    >楽天カード決済積立1%が続いていたら、新NISAで王者になれた

    グループ込みのSBI証券の口座数を超えたか超えないかが微妙なところで停滞することなく、軽く追い越していたと思います。
    明らかに戦略を間違えてしまいましたが、金がなくてどうすることもできなかったのでしょうね。

    >楽天の「山(マウンテン)元(オリジン)インデックスファンド」と売り出せば、インパクトが大きい

    普通の人はヤマゲン先生を知りませんし、怪しいアクティブファンドだと思われてしまうリスクがあります。
    私は、「楽天最強ファンド」にしてモバイルの「楽天最強プラン」とタイアップしてポイントをバラ撒くべきだったと思いますが、金がなくてどうすることもできないのだと思います。

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