eMAXIS Slim全米株式、わずか1か月で50億円に到達

eMAXIS Slim全米株式は、「業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続ける」ことを宣言したインデックスファンドシリーズであるeMAXIS Slimシリーズが4年ぶりに新規設定したファンドです。

【参考】
●「eMAXIS Slim全米株式」（現物株）、9月15日に新規設定
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/08/emaxis-slim915.html
●eMAXIS Slim全米株式、20億円で新規設定
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/09/emaxis-slim20.html

2023年9月15日に新規設定されたばかりですが、10月12日、その純資産額が50億円に到達しました。

純資産額が50億円に到達したと言っても、そのうち20億円は新規設定時の自社資金です。

そのため、客から集めたお金は30億円となります。

第1回の月次報告書が公表されていたので、確認してみました。

三菱UFJアセットマネジメント（三菱UFJ国際投信から商号変更）が新規設定時に「現物運用をする」と明言していたとおり、月次報告書に記載されている資産構成は

現物97.8％

先物4.4％

です。

自社資金20億円を活用して現物運用を実現していることが分かります。

ファンドとベンチマークのそれぞれの騰落率を確認すると－2.0％と－2.1％であり、運用に問題はなさそうです。

ところで、スリムシリーズには、米国株を投資対象とするファンドがもう一つあります。

それは、純資産額2兆7037億円の「eMAXIS Slim米国株式（S＆P500）」です。

スリムS＆P500の組入銘柄数は503銘柄であるのに対し、スリム全米株の組入銘柄数は1174銘柄（いずれも最新の月次報告書記載の数字）です。

1174銘柄を指数に配分比どおり買うのは大変そうです。この点について、三菱UFJアセットマネジメントの代田常務は、

この商品をファンドマネージャーに提案したときは「こんな大変なことできるか!!」と怒られました。
https://r25.jp/article/837545812949991425?_fsi=hx0tId3Y

とコメントしています。

これで売れなかったら全員ガックリでしたが、大成功ファンドへの道を順調に歩み出したようで何よりです。