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【先頭固定】誰でもできる超カンタン投資術(2024.3)

本稿は、当ブログ(「 たわら男爵のインデックスファンド投資術 」)及び旧ブログ(「 40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ 」)の集大成として、何らの知識がなくても実践できる資産形成の具体的なやり方をお伝えするものです(この記事の後で カテゴリ ...

2024年2月12日月曜日

たわら先進国株、人気の秘密は販売チャンネルの多様化

2月10日付けで、下記記事を書きました。


●1月の資金流入、全世界株・3903億円、S&P500・3218億円
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2024/02/13903sp5003218.html


SBI証券、楽天証券、マネックス証券の2024年1月の販売金額ランキングを確認してみました。


スリムオルカン SBI証券と楽天証券で1位、マネックス証券で4位

スリムS&P500 SBI証券と楽天証券で2、マネックス証券で3位



●全世界株型

楽天オールカントリー 楽天証券で4位
楽天全世界株式 楽天証券で9位



●S&P500型

SBI・V・S&P500 SBI証券で3位
楽天S&P500 楽天証券で3位



スリムオルカンスリムS&P500の強さが光りますね。


なお、SBI証券では、11位から20位までを見ることができます。

先進国株ファンドの月間販売金額ランキングは、次のとおりです。


スリム先進国株 13位
ニッセイ外国株 14位
たわら先進国株 圏外


上記は全ての投信を対象とするランキングですが、「国際株式」に限定すると、次のとおりです。

スリム先進国株 10位
ニッセイ外国株 11位
たわら先進国株 圏外


かつてはインデックス投資と言えば先進国株ファンドを買うことでしたが、今はもうその面影はありません。

明らかにスリムオルカンとスリムS&P500に人気を奪われてしまっています。


しかし、ここで興味深い点に気づかされます。


●たわら先進国株、年初来資金流入額でニッセイ・スリムを抜く
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/09/blog-post_22.html

上記記事でお伝えしたとおり、資金流入額は、多い順に


1,たわら先進国株
2,スリム先進国株
3,ニッセイ外国株


だったはずです。


また、


●ニッセイ外国株式、12月に31億円の資金流出
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2024/01/1231.html


上記記事でお伝えしたとおり、2023年10月から12月の資金流入額は、


2023年10月
たわら先進国株 94億7500万円
スリム先進国株 78億0800万円
ニッセイ外国株 47億2900万円


2023年11月
たわら先進国株 74億5800万円
スリム先進国株 45億8400万円
ニッセイ外国株 -4億7900万円


2023年12月
たわら先進国株 81億9800万円
スリム先進国株 31億9200万円
ニッセイ外国株 -30億9500万円


だったはずです。


SBI証券では2024年1月の資金流入額はまだ見ることができませんが、日経新聞では確認することができます。



●たわらノーロード先進国株式 +99億円
https://www.nikkei.com/nkd/fund/?fcode=4731B15C

●eMAXIS Slim先進国株式 +76億円
https://www.nikkei.com/nkd/fund/?fcode=03319172

●ニッセイ外国株式 -3.66億円
https://www.nikkei.com/nkd/fund/?fcode=2931113C



このように、2023年1月の資金流入額は、多い順に、①たわら先進国株、②スリム先進国株、③ニッセイ外国株であるのに、SBI証券の販売金額ランキングでは、①スリム先進国株、②ニッセイ外国株、③たわら先進国株の順になっています。
SBI証券の販売額ランキングでは圏外のたわら先進国株が13位のスリム先進国株や14位のニッセイ外国株よりも売れていることになります。

販売会社を見てみると、スリム先進国株とニッセイ外国株の販売会社とたわら先進国株の販売会社とでは決定的な違いがあります。
それは、たわら先進国株は全国各地の銀行、信金、信組で買えるという点です。

ネット中心だと、特定のファンド(スリムオルカン、スリムS&P500)に人気が集中しやすいところ、たわら先進国株は販売チャンネルを全国各地の信金や信組にまで広げたことが奏功し、一時の人気に惑わされないお金を着実に集めることに成功しているのでしょうね。

2 件のコメント:

  1. いつも楽しみに拝見しております。

    投資信託の資金の流出入が継続的にゆっくり流入(漸増)の状態になってほしいものだと思います。

    全体的に株価が上がっているだけにノリで投資し始めて、今後どこかで下がれば急いで引き上げる資金があると、何十年と運用する予定の資金を考えておりますゆえ、ファンドに投資するのは心配です。

    たわらノーロード全世界株式は、超低コスト競争に参戦せず、たわらノーロード先進国株式から乗り換える人も少ないのでしょう。
    その意味で、たわらノーロード先進国株は現時点で良い立ち位置にいるのかもしれません。

    一方、地銀などが統廃合した時に今後どうなっていくのか。たわらノーロードの販路が今のままではおそらく狭まると思いますし、若い人たちがインターネット証券・銀行を使うと、人気ランキングに左右されるた行動をとるのではないか。たわらノーロードが知名度の低さを補うのが大変ではないかと思います。

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  2. コメントありがとうございます。

    >投資信託の資金の流出入が継続的にゆっくり流入(漸増)の状態になってほしいものだと思います。

    同感です。

    >たわらノーロード全世界株式は、超低コスト競争に参戦せず、たわらノーロード先進国株式から乗り換える人も少ないのでしょう。

    たわら先進国株から全世界株ファンドに乗り換える人は、たわら全世界株ではなくスリムオルカンのほうを買うと思います。

    >地銀などが統廃合した時に今後どうなっていくのか。たわらノーロードの販路が今のままではおそらく狭まる

    統廃合は頻繁にあるものではありませんし、口座は統合先に引き継がれるでしょうから、それほどの影響はないのではないでしょうか。

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