「PayPay投信インデックスファンドシリーズ」は、「業界最低水準の運用コスト」を目指すインデックスファンドです。
誰にとってもわかりやすく、おトクな運用商品をお届けしたいという想いから生まれました。
購入時手数料無料、かつ業界最低水準の運用コストを目指し続けることで、あなたの資産形成をサポートしていきたいと考えています。
https://www.paypay-am.co.jp/feature/index/index.html
※PayPay投信には「PayPay投資信託インデックスシリーズ」という名称の新シリーズも存在します。なぜ名称がほぼ一緒の新シリーズを立ち上げたのかは分かりません。
「PayPay投信インデックスファンドシリーズ」のひとつ「PayPay投信NASDAQ100」は、2021年6月29日に新規設定されました。
その信託報酬は税込0.418%であり、最近まで業界最低水準でした。
しかし、2023年3月31日、「〈購入・換金手数料なし〉ニッセイNASDAQ100インデックスファンド」が信託報酬0.2035%で登場したことで、業界最低水準を大幅に更新されてしまったのです。
「PayPay投信NASDAQ100」は、2023年9月26日、対抗値下げに踏み切り、業界最安値を単独更新します。
※よろしければ、次の記事もご覧ください。
●スリムオールカントリーは100兆円ファンドになるだろう(山崎元)
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/08/100.html
●【dポイントでslimシリーズが買える】大和コネクト証券の口座開設で1万2000円がもらえます
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/08/dslim12000.html
信託報酬は、0.418%から0.2024%に大幅に引き下げられます。
●雪だるまNASDAQ100(「SBI・インベスコQQQ・NASDAQ100インデックス・ファンド」)が新規設定
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/07/nasdaq100sbiqqqnasdaq100.html
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/08/dslim12000.html
ソースはこちら。
信託報酬は、0.418%から0.2024%に大幅に引き下げられます。
特筆すべき点は、eMAXIS Slimシリーズのようにピッタリ同率に引き下げるのではなく、業界最安値を単独更新する形での対抗値下げであるということです。
PayPay投信NASDAQ100はSBI証券でも販売されています。
対抗値下げ後の販売会社報酬(税抜)は0.051%ですから、投信保有ポイントは0.05%になるものと思われます。
PayPay投信NASDAQ100は、法定書類の作成費用を顧客負担にしていることに加えて、保管費用が異常に高いという問題点があることが分かります。
●ニッセイNASDAQ100、「現物運用」かつ「競合ファンドの半値以下」で登場
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/05/nasdaq100.html
ニッセイNASDAQ100の信託報酬は0.2035%で、投信保有ポイントは0.05%ですから、投信保有ポイントを考慮したとしてもPayPay投信NASDAQ100のほうが微妙に安いことになります。
とはいえ、PayPay投信NASDAQ100には重大な問題点があります。
それは、「その他費用」がべらぼうに高いということです。
第2期運用報告書の数字を見てみます。
参考のため、「eMAXIS NASDAQ100」の第2期運用報告書の数字も( )で記載しました。
売買委託手数料 0.038%(eMAXIS NASDAQ100 0.004%)
有価証券取引税 0.000%(eMAXIS NASDAQ100 0.000%)
保管費用 0.371%(eMAXIS NASDAQ100 0.017%)
監査費用 0.019%(eMAXIS NASDAQ100 0.003%)
法定開示に係る費用 0.072%(eMAXIS NASDAQ100は運用会社負担)
PayPay投信NASDAQ100は、法定書類の作成費用を顧客負担にしていることに加えて、保管費用が異常に高いという問題点があることが分かります。
「業界最低水準の信託報酬」ではなく「業界最低水準の運用コスト」を目指し続けると明言するからには、これらの点についてしっかりとした説明をすることが求められます。
ニッセイNASDAQ100との信託報酬差は0.0011%にすぎないのに対し、ニッセイNASDAQ100が運用会社負担にしているPayPay投信NASDAQ100の法定書類の作成費用は0.072%ですから、この時点でニッセイNASDAQ100に運用コストで負けているばかりか、異常な保管費用がその差を更に広げることになるでしょう。
というわけで、私は、米国株のごく一分野にすぎないNASDAQ100ファンドを買うことはお勧めしませんが、あっという間に純資産額100億円越えを達成したニッセイNASDAQ100がNASDAQ100ファンドの定番ファンドになるのではないかと考えます。
【参考】●ニッセイNASDAQ100、「現物運用」かつ「競合ファンドの半値以下」で登場
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/05/nasdaq100.html
●雪だるまNASDAQ100(「SBI・インベスコQQQ・NASDAQ100インデックス・ファンド」)が新規設定
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/07/nasdaq100sbiqqqnasdaq100.html
男爵様
返信削除男爵様のところにも連絡メールがあったと思いますが、
エポスゴールドカードの「エポスカード会員さま向け海外旅行傷害保険」のサービス内容が変更となってしまいました。
〈改定前〉
カード利用有無に関わらず海外旅行傷害保険適用(自動付帯)
〈改定後〉
旅行代金(ツアー料金や交通費等)を改定対象カードでお支払いいただくことで海外旅行傷害保険が適用(利用付帯)
自分も含め、自動付帯目的にエポスカードを保持する人がたくさんいすぎるからでしょうか?
今まで自動付帯だったのがサービス過剰だったのでしょうが。
コメントありがとうございます。
返信削除エポスカードに限らず、これまで自動付帯だったものを利用付帯に変更するクレジットカードが相次いでいますので、みんながやるならうちもやろうという流行りに乗ったのではないでしょうか。
JCBも、ザクラスまで利用付帯に変更しました。三井住友カードがプラチナカードに限って自動付帯のままにしていることを考えると非常に悲しいです。