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2024年1月7日日曜日

楽天プラスシリーズ、S&P500は150億円、オールカントリーは100億円に到達

楽天証券があからさまなエコひいきをしている「楽天プラスシリーズ」ですが、S&P500が150億円、オールカントリーが100億円に到達しました。





※よろしければ、次の記事もご覧ください。

●飛行機の離着陸時に寝てはいけない
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2024/01/blog-post_7.html



●楽天・S&P500インデックス・ファンド 150億3000万円

●楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド 100億6400万円



楽天プラスシリーズは、信託報酬だけでなく総経費率でも業界最低水準を目指すと宣言し、「eMAXIS Slim」シリーズへの対抗心をむき出しにしています。
【参考】
●楽天プラスシリーズ、「eMAXIS Slim」を狙い撃ち
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/12/emaxis-slim.html


そして、唯一の販売会社である楽天証券は、楽天プラスシリーズにだけ投信残高ポイントを限定復活し、なりふり構わぬ宣伝活動を展開しています。

2023年10月27日に新規設定されたばかりのS&P500ファンドが150億円、オールカントリーが100億円に到達した理由は、この楽天証券の宣伝活動によるものです。

さて、業界最低水準を目指すと宣言した楽天プラスシリーズですが、2024年1月11日、ステートストリート社が更に低コストなインデックスファンドを投入します。

●ステート・ストリートS&P500、0.0748%で登場
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/12/sp50000748.html
●ステート・ストリート・グローバル株式、0.0748%で登場(たわら先進国株の方が安い)
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/12/00748.html


楽天プラスシリーズのS&P500ファンドの信託報酬は0.077%、先進国株ファンドの信託報酬は0.088%です。
楽天プラスシリーズは、ブランド価値を高めるべく直ちに対抗値下げに踏み切るものと思われます。

そして、ずっと死んだふりをしているスリムシリーズも、楽天とステートストリートのコスト競争を座視すると坐死するリスクがあるため、やはり対抗値下げに動かざるを得ません。そのとき、スリム米国株はニッセイ・S米国株式500の0.05775%まで信託報酬を引き下げないと顧客の信頼を失うことになるため、0.05775%まで引き下げざるを得ないでしょう。

楽天が対抗値下げに踏み切るのは、楽天プラスシリーズが着実に純資産額を集めているおかげですから、ファーストペンギンの皆さんには感謝しかありません。

※ファーストペンギン
ペンギンは餌をとるために海に飛び込まなければならないが、ヒョウアザラシ等がペンギンを捕食しようと海中で待っているときがある。
ペンギンとしても最初に飛び込むと食われるリスクがあると分かっているので、氷上で押し合って犠牲者となる最初のペンギンが海に落ちる様子をじっと眺め、無事だったら一斉に海に飛び込む。


2 件のコメント:

  1. 楽天プラスシリーズのえこひいきは企業としては当たり前の事ですし、ユーザーがポイント好きが多いので的確でもありますよね。

    楽天ポイント投資でプラスシリーズを買うかかなり迷いましたが、男爵様の過去記事も含め参考にさせていただき、当面は見送りました。
    色々検討する中で投信購入タイミングも迷ってしまい、毎日5日なりポイント反映し次第なりルールを決めておかないと駄目だなと実感しました。

    男爵様に質問なのですが、複数の証券会社でクレカ積立をなさっていますが、ポイントは全てたわら先進国株式購入にお使いですか?

    アメリカではビットコイン現物を投資対象としたETFが承認される可能性が高まっています。私は怖くて手が出せません。
    ヤマゲン先生なら厳しく批判するかもと思ってしまいました(先生に合掌)
    https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-01-05/S6T3PPDWX2PS00

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  2. コメントありがとうございます。

    >複数の証券会社でクレカ積立をなさっていますが、ポイントは全てたわら先進国株式購入にお使いですか?

    投信を買っているのは楽天ポイントだけです(100p以上貯まる都度、スリムオールカントリーを買っています)。

    Tポイントはウエルシア33%オフ用にためており、Vポイントはプラチナプリファードの支払代金に充当しています。

    >ビットコイン現物を投資対象としたETF

    ビットコインはチューリップバブル時代のチューリップと何が違うのかが分からないので、私は買おうとは思いません。

    >ヤマゲン先生なら厳しく批判するかも

    「今から買ってもいいでしょうか?」と聞かれたら、「眺めているだけのほうがいいのではないですか」と答える。
    https://toyokeizai.net/articles/-/206307?page=2

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